普通の日記です。
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 英語を再勉強中です。

 大学院で研究するのにそんなに不自由しない程度にはもともと使えたのですが、そろそろ個人が普通に海外と商売する世の中になってきたので、改めてガチで使えるレベルに上げておこうかと……。今年の目標の一つかも。

 既に個人で海外向けコンテンツを販売できるサービスはポツポツありますが、Amazon、AppStoreレベルの参入障壁が下がるのと、受け手側の携帯デバイスの洗練化、グローバルモバイル決済サービスの成熟化などを見込んで、黙々と準備してる段階といった感じです。

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 本日は母親を連れて外食に行くというミッションを慣行してみました。

 結果としては、そこそこ楽しく外食してこれた感じです。

 いわゆるショッピングモールの中のお店に行って来たんですが、車椅子の要介護者を外出させる場合は、いよいよショッピングモールの公共性というのは見直される段階なのかな、とも思いました。従来の街の商店のお客さんが取られているので、悲観的に見る見方もあるのですが、バリアフリー完備で車椅子でも外食可能、障害者用トイレも完備、などの環境を考えると、これからの超高齢化社会ではショッピングモールの利点が自ずと浮かび上がってきます。街の商店の味わいも良いですが、なかなか現段階ではデコボコ道をトイレのあてもなく車椅子を押して街の軽食屋さんに外食に……というのはハードルが高いというのが現時点での実感です。

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 介護の話から続いて、個人的に介護で役に立っていると思えるスキルは、学生時代にやっていた柔道。

 真剣にやると身体が大きくなってくるスポーツなので、小柄キャラで推したい場合とかは勧めがたい部分もあるんですが、例えば介護の現場で生きる場合は、そうそう(物理的に)非力ではいられないというのがあります。

 介護専門職の人とかに話を聞いてみる機会があれば、まずかなりの程度「体力が必要」ということが言われると思うんですが、例えばベッドから要介護者を起こして車椅子に乗せるのにも、中々パワーが要ります。ちょっと、小柄キャラで推したいんですとは言ってられない感じのパワーが。

 その辺りは、昔は毎日腕立て伏せとかやってたんで腕とかすっかり太くなってしまったんですが、介護には役に立っている感じ。

 あと、柔道の場合、認知症諸々で高齢者が暴れても、傷つけずに取り押さえられる、という利点もあります。これが空手だと、自分の家族に正拳突きを食らわせる訳にはいかない的な問題が出てくるので、押さえ込みなどで対応できる柔道は便利な感じ(注:実際には空手にも相手を傷つけないで掌握する技法はありますが、たいてい上級者になってから身につけるので、「早めに介護に役立てたい」という用途には柔道の方がお勧め。一応空手と柔道両方黒帯の人の見解。)。

 また、関節技を身につける関係で、関節についての知識があるのも、かなり介護向け。上述の「ベッドから起こす」一つとっても、まったく人間の関節のこととか知らないと、グキッと要介護者を傷つけてしまう可能性があるので。この辺りも、柔道やってた頃関節技に凝っていて良かった……。

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 柔道とか公共性の話の流れで、最後に時事ネタ的に力士、お相撲さんのお話。

 柔道をやっていた頃、「相撲もやってる柔道家」と戦ったことがあるんですが、大変強かったです。なんかお相撲さんがパブリックエネミー扱いにされてる雰囲気もある今日この頃ですが、「当たり前に強い」点は報告しておきたい所。

 ちなみにその時は寝技に持ち込んで勝ちました。このブログの読者さんの中に、この先の人生で力士と対戦する未来が待ってる方がどれくらいいるか分からないんですが、一人くらいはいるかもしれないんで書いておくと、「寝技に持ち込め」とだけ経験上アドバイスしておこうと思います。転んだ時点で負けになるお相撲さんは、あんまり寝技の練習してないからね。

 そんな感じで、経験上もできれば対戦とかしたくないくらい、お相撲さんは強いです。強いということは、それだけで公共的にもかなり価値がある。

 お相撲さんだと引退後はちゃんこ屋さんみたいなイメージがありますが、上の話の流れだと、ショッピングモールの警備力士、みたいなのも考えていってみてはどうだろう。僕が強盗的な人だったとしたら、正面を力士が守っていたら、そのルートからの突破は諦めますからね……。また、上述の流れでこれからショッピングモールは高齢者にとっての公共の場を担い始めると思うので、お年寄りに人気のお相撲さんは、微妙にニーズにもマッチしてる気がする。

 その昔、仙台巡業(たぶん)に来ていたまだそれほど有名になる前の武双山が、僕の祖母のふとん屋さんにやってきて、マクラを買っていったということがあります。武双山、既に身体が不自由だったばあちゃんが奥からよったよったと出てくるのをずっと待っててくれて、サインしてくれたよ。大変優しい人だと思ったよ。

 公共というと大袈裟かも知れないけれど、最近報道されてる大相撲の話は、実際非常に沢山のお年寄りが現実に相撲を楽しみにしているという点は考慮して欲しいと思っているのでした。