少し前ですが、Jコミプレミアムに入ってました。

 プレミアム用にメルマガなども配信されるようなので楽しみ。注目してるのは二次創作の合法頒布関連の話題などです。
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 会員サイトの体裁なのでどこまで中身のことを書いていいか慎重になるところですが、まだまだ現時点では公開されてるえろ漫画の作者さんが、広告モデルでまとまった収益を得られるというのは難しそう(印象だけの話じゃなく、この辺りは僕は個人で広告モデルに関する、閲覧数あたりの成約率はじめ、様々なケースにおける要因などのデータを持ってるのである程度推測できます)。通常版(非プレミアム)が特に初期にある程度成功したのは、『ラブひな』全話公開(強力なフリーコンテンツの投下)やヤフーニュースに取り上げられるなどして、媒体自体をオーソリティー化するのに成功したという要因は大きいと思うのですが、現状プレミアムはまだそこまでオーソリティー化できてない感じ。また、オーソリティー依存には限界があるので(例えばAmazonという強力なオーソリティーで販売しても、ランキング上位数百より下はそれだけでは売れないといった現象)、作家さん各々の個人メディア(Twitterやブログ、Facebookなど。僕は色々な条件でまだブログを勧めたりしてますが)を強化しないと難しいと考えます。ただそうなると作家さんが制作からメディア運営まで負うというのは厳しい部分もあるので(漫画一本作るのは本当大変です)、前々から赤松先生が指摘していた、出版エージェント(仮)的な職業とタッグを組むのが現実味を帯びてくるのかな、などと思います。

 引き続き応援中。作家さんへの収益がそこまで上がらなくても、このご時世、えろ漫画の公開場所を確保してるだけでも意義があるとも言えます。プレミアムの現在のラインナップは40作品ほどですが、近親ものやろりなど、条例的に攻撃される方向のものに対してあえて生存場所を作ってるような印象も受けます。個人的には空想(二次元)における性的多様性を排除すると現実は悪い方に進むという立場なので(歴史的な事例から判断。ただしゾーニングの思想は大切という立場)、Jコミプレミアムには頑張ってほしいっス。

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 そして、本日発売の週刊少年マガジンにて『魔法先生ネギま!』が最終回で完結。感無量でありました。

 空白、想像の余地を大きく残して終了したのは、Jコミの流れを見てると二次創作の世界も考えてのことかと思ってしまいます。キャラクター一人一人につき、宇宙開発時代のエピソードを色々考えるだけで豊かな二次創作世界が広がりそう。


 何となく個人的印象深かったシーンベスト3。


第3位:京都編

 『ラブひな』をビルトアップした作品くらいの感覚で読んでいた所を、ヤバい、この作品マジ面白いと感じさせてくれたエピソード。初のまとまった敵勢力出現を前に、伏せられていた3-Aの面々のバトル能力が次々と明らかになっていく高揚感がたまらなかった。

 ラストの刹那と明日菜の会話のシーンも、全編を通してのテーマの凝縮になっている。あの時、純粋な人間ではない刹那をナチュラルに許容した明日菜のあり方が、最終的に魔法世界も許容して共に歩もうと宇宙開発に向かう流れにも合致しています。


第2位:魔法世界は火星ベースだった

 読んでて声を上げそうになったほど、やられたっと思った回。超の何気ない台詞まで伏線だったのかよ、と純粋に驚けました。

 長かった超編と魔法世界編のリンク、そしてラストエピソードの超再登場はもう凄いよね。週刊連載でこの構成力を発揮できるというのに、脱帽。

 テーマ的にも、現実かファンタジーか、という超編のテーマが、最終的に地上世界か魔法世界か、というラストの物語の選択に対応していき、宇宙開発による共存という別解を示すところにまで繋がっていく。凄い。


第1位:ザジ現る

 魔法世界編終盤のザジ登場もすごい高揚感がありました。3-Aの最後のカード的に情報が伏せられていたキャラまで出てきたので、ああ、本当に最終局面なんだな、と。

 地上と魔法世界までやって、魔界とかまだ振れ幅を残しているのも凄い。

 お話的にも、「完全世界」を否定するという、メッセージ性が高かった場面。「優しい世界に閉じこもる」は赤松先生自身が『ラブひな』でコンセプト的にやってたことのようにも思うんだけど(各種インタビューや評論を参考)、『ネギま!』ではそこを超えていく。ひなた荘も終わらない山手線も出た上で、現実の世界にちゃんとコミットして生きていく。宇宙開発大変だけど、今度は同じ萌えでも仲間と共にそういう世界でがんばりたい。『ラブひな』のように師匠と同じになる(瀬田さん化)という分かりやすい解答もない。自分自身になりな、が『ネギま!』で、解答(未来)も白紙で、これから各々の本気次第。気持ちのいい終わり方、というかまだまだ確定してない先に一緒に繋がっていくような、「結び」でした。

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 赤松先生をはじめスタッフのみなさんお疲れ様でした。

 はー、最終巻出てから最初から読み返すのが楽しみだ。

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス―Shonen magazine comics)
魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス―Shonen magazine comics )