ブログネタ
介護生活しながらの日記 に参加中!
 森川先生の新連載(「はじめの一歩」と同時連載)が告知されたタイミングですが、マガジンの先週・今週掲載分とよかったので「はじめの一歩」の感想です。
 ◇◇◇

●先週分

 青木と木村の引退問題が鷹村の問題でもある、というのはブライアン・ホーク戦の勝因を思い出すとしみじみする。もう、連載されてたのは10年以上前なのに驚くけれど、鷹村でさえ世界戦は「みんなの支えがあったから勝てた」的展開だったのでした。なので、孤高に誰が引退しようと6階級制覇の自分の使命を成し遂げるのみ、と鷹村が語る回だったけれど、背後には、でも青木と木村が引退したら、もう支えパワーは使えない(少なくとも減衰する)で戦っていくしかないんだな……という哀愁が滲み出てる回でした。最近の話の中でも特に好きだった回。


●今週分

 青木と木村の引退問題から継続して、引退を決意した冴木が描かれます。そして、「引退」、「敗北」をキーワードについに一歩に世界戦の話が訪れる展開に。思い出されるのは当然、「一歩の唯一の敗北である伊達戦(日本タイトルマッチ)」と、「そんな伊達さんですら世界戦でリカルド・マルチネスに敗北し、引退した」の二点です。青木や木村の話から、一気に敗戦や引退が一歩の身近な話にまでリンクしてくる展開。

 リカルド・マルチネス戦か宮田戦が最終回であろう感じなので、リカルド戦のエピソードはまだやらない気がしますが、いずれにせよ高揚するここ数話。伊達さんVSリカルド戦の頃とか、僕まだ中学生で待ちきれなくて早朝にマガジン目当てでコンビニ行ってたの思い出しましたよ。


●「会いにいくよ。」

 以下、森川ジョージ先生のTwitterより引用。


--------------------

新連載のタイトルは「会いにいくよ」。掲載誌は週刊少年マガジンです。僕にとって一歩はかけがえのない漫画です、そちらも手を抜くことなく頑張って同時連載をします。

---------------------


 のぶみさん原作の、震災の頃の被災地の話とのこと。


--------------------

一話目の原稿は描き上がっています。被災地の方や原作者に失礼がないよう、僕なりに心を込めて描きました。全画面に気持ちを入れたかったので全ての作業を一人でやりました。つまり一話目の原稿は僕以外触っていません。

---------------------


 五回の短期集中連載で31号から。単行本化を目指して初版は義援金に回されるとのこと。震災当初から真摯に活動しておられた(「もうしま。」に載った森川先生や西本先生が被災地を訪れるエピソードは必読だと思ってます。)。詳しくは森川先生のTwitter参照です。楽しみにしています。

はじめの一歩(99) (講談社コミックス)
はじめの一歩(99) (講談社コミックス)