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 アニメ『まおゆう魔王勇者(公式サイト)』第2話の感想です。
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 はー、アニメ『まおゆう』いいなー。

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 第2話は自己重要感(セルフイメージというか自己評価というか)が低い、というのを勇者とメイド姉で重ねて描いてまとめていたと思いました。勇者は、表面的にだけ平和を語っていた自分の薄さに、俺って剣をふるうことしかできないような、何もできないヤツだったんだと自己重要感を下げる。メイド姉は農奴という自己重要感が最低の状態から(自己重要感がどうこういうフェーズにすら達せないのが現状なのだろうが)、「ニンゲン」になるために一歩を踏み出して「礼」をふるう。やっぱり『まおゆう』もテン年代的ニセモノをホンモノに……な要素が入ってる作品な気がするんですよね。かくして、新米「真」勇者と、新米メイドとしての「新しい自分」が徒手空拳で始まっていく。この所在なさを表現しつつも、寒村から何か「新しい」物語が始まっていく感が心地よい。

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 農法改革の前に、偏見やエスタブリッシュメントの壁が立ちふさがるので、まずは教育から始めないといけないというのもリアル。これ、高校の時の地理の先生に「まずは教育なんだ」という話を聞いて少し目が開いた思いがしたのを思い出すな。現在の自分が三分の一くらいは教育者業なつもりなのも(主には語学だけど)、少しだけまおゆう的な動機もあります。

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 寒村に入るシーンで流れてるBGMも良い。寒い中仕事に行く、みたいなシチェーションでそっと聴きたい。

まおゆう魔王勇者 (1) [Blu-ray]
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向かい風
向かい風

→前回:第1話「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」の感想へ
→次回:第3話「いままでどこほっつき歩いていたのよ!」