『翠星のガルガンティア(公式サイト)』第11話「恐怖の覇王」・第12話「決断のとき」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 疑似人類銀河同盟たるクーゲル船団が現れての終盤のクライマックス。

 第12話のメルティが託されたレドの言葉を手にクーゲル船団からガルガンティアに飛ぶ〜エイミーが助ける……までの流れが良かったですよ。エイミーが何で配達屋さんなのかって、作中全体の主題ともたぶんリンクしてるんですよね。

 現実の若者の立場も劇中に反映されているかのごとく、価値観が揺さぶられ過ぎてレド君としても何が正しいかもう良く分からない中、それでも作中で守りたいものの象徴として、エイミーとベベルの姉弟が機能している。エイミーは相互理解の可能性としての言葉の伝達の守り人(第1話が言葉が通じないことから始まり、言葉の伝達を守る配達屋さんをやっている)、ベベルは弱い立場の人間だとしても世界に意義を持ち得る、ということの象徴という感じでしょうか。世界はブラックで何を信じればいいか分からないとしても、それくらいは守るために戦いたい。

 ヒディアーズと死んだまま同じ言葉が繰り返されていただけのクーゲル中佐は、「変化の可能性を含有した言葉」がない側、というのは分かる気がするのだけど、チェインバーとストライカーはどんな扱いになるのか最終回楽しみ。やつら、ロボなりに結構生きた言葉喋ってる気もするのだけど。

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→前回:第4話「追憶の笛」〜第10話「野望の島」の感想へ
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