週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」224Q「…いいなぁ」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 得点の賭けバスケを始める「キセキの世代」たち、強者の腐敗感が漂い始めていて良い感じ。この身体能力と精神性のアンバランスさは少年っぽくて、どんどんヒロイックで鬱な感じの同人想像を刺激してほしい。

 一方で、現在編の過去編(ややこしい)で描かれていた誠凛高校一年次チームと帝光時代の黒子がすれ違うシーンが描かれ、さらに萩原シゲヒロの一生懸命なバスケシーンも描かれる。


・個人能力による絶対勝利主義(負けたことがない)/仲間との連帯なし/ニヒリズムが蔓延
 →この時期の「キセキの世代」

・敗北を知っている/仲間とチームワークを重視/バスケが好きという気持ちと情熱
 →誠凛高校と萩原シゲヒロ


 という対照で、黒子は上から下を憧憬する。逆に言うと、萩原シゲヒロが過去編の誠凛高校ポジションなのか。やっぱり、過去編では何か萩原シゲヒロ関係で悲劇的なエンディングが待っていて、現在編の黒子と火神が加わった誠凛高校は、「あの時バッドエンドに終わったものを今度は覆す」意味合いもある……みたいな物語を付加して現在編に繋ぐのかな。

 しかし、秋からアニメ二期開始で、週刊連載の方もその頃に現在編決勝戦とか始まったりしそう。エラい盛り上がりになりそうですが、ここまでやられると現在編のVS赤司君戦はいやがおうにも期待してしまうからなー。遠慮なく大いに盛り上がっていってほしい。

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