週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」225Q「何か用か?」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 過去編時点での昔の男萩原シゲヒロと今の恩人赤司君が接触。同時にキャラクターの象徴的には、作中過去編でのチームの連帯派最右翼(萩原)と、個人能力絶対勝利主義最右翼(赤司)の接触でもある。これは盛り上がります。黒子がなんか気絶していて蚊帳の外なのもイイ。バスケパートでは裏方ゆえにアイデンティティを消して蚊帳の外、人間関係パートでも微妙に蚊帳の外。ここも、現在編に戻った後の決勝戦では黒子の当事者感が増して乗り越えてくれるのだろうか。

 帝光が勝つのは現在編より既に分かっているので、結局過去編におけるif誠凛高校である萩原シゲヒロのチームでは、足りないものがあった、ゆえにバッドエンドだったっていう結末に過去編はなりそう。

 同じチームワークや連帯重視でも、現在編では、黒子及び誠凛高校が、その足りなかったものを埋めて過去を乗り越えるという作劇にしてくれたら満足。次回巻頭カラーで過去編クライマックス、秋からのアニメ二期に合わせて現在編へ、という流れと予想するので、今年の後半はけっこう楽しみ。

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