週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」234Q「待ったなしや」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 前回書いたように、ゾーンによる独力突破というのは、if青峰くんなので、この時点で、それだけでは火神、赤司くんに完敗。また同時に、過去編ラストの「キセキの世代」の中でも優劣をつけるという話において、赤司くんの方が青峰くんより強いも間接的に描かれた感じ。

 一つは、ゾーンによる独力突破では勝てないということで、黒子と火神の連携、ということが描かれていくのだとは思うのだけど、チームの連携だけなら過去編の荻原シゲヒロのチームにもあったはずなわけで。そこを超える、過去編にはいなかった男火神なりの帝光の「キセキの世代」および、その思想の集積点である赤司くんを乗り越え得る要素っていうのは何なのか、というあたりは楽しみ。

 今回の敗北要因も、赤司くんの天帝の眼に象徴される、「何でも見える」という能力(これが「何からも見えない」黒子の対照になっている)、思想にやられた感じ。なので、火神がやるのか黒子がやるのか、二人の連携でやるのか、何らかの予測不能、あるいは見えても関係ない攻撃、みたいなのを描くのかな、とフライングで燃えてはいるのですが。



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