『仮面ライダー鎧武(ガイム)(公式サイト)』第3話「衝撃!ライバルがバナナで変身!?」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 各々が「世界を己の色に染める」感じの衝動、おそらくは禁断の果実を食べる的衝動のもと、戦国時代的収奪競争が少しずつエスカレートしていく序盤。インベスゲームでランキングを勝ち上がり、ステージを収奪していくという競争から始まったのが、インベスゲームに人間がアーマードライダーとして参戦し、次はライダー同士の戦いになり、そしてどこに進んでいくのか。今の所容赦なくインベスさん倒してるけど、インベスさん側から見れば思いっきり収奪されてるわけで。「同族殺し」が仮面ライダーの中核要素の一つだと長いこと平成仮面ライダーを手掛けてきた白倉プロデューサーのインタビューが朝日新聞に載ったこともありますし、例えば収奪してきた相手が、自分と同系存在だったと気付いた時、どうするのか、というような話ですよね。

 紘汰が、調子にのってゲーム感覚のまま収奪競争に参加しつつも、一線で仲間のステージを守るためというのを保持していたのに対し、戒斗は今の所収奪競争肯定派な感じ。力を持ったなら奪いに行けと。ポイズン弱肉強食が世界の理だぜ、みたいな感じで、バロンに変身後、例の舞のファンタジー形態? 的な謎少女が出てきて、本当に参戦するのか一度問うんだけど、戒斗は別に迷わないという。同じように第1話で問われた時に紘汰ははっきりと「守るためだ」という趣旨のことを答えていたので、第1話、第2話で描かれる「困っている少年にかける言葉」が紘汰と戒斗で違っていたりと、沢山仮面ライダー(アーマードライダー)は出てくるんだけど、紘汰と戒斗、オレンジとバナナの対照が一つは作品の中核になってそうです。いや、オレンジとバナナにまで何か比喩要素があるのかまでは分からないけど。これ、だからオレンジだったのか!? 的な要素が後半あったりしたら凄いのですが。

 紘汰、戒斗の挑発にのっちゃうんですが、お姉さんから言われるシーンも含めて、まだ定まってないというか、ゲーム感覚的な序盤だと思うのですね。まだ、ゲームの中で戦うファッションヒーロー。そこからはじまって、段々ゲームから「ガチ」になっていくんだろうなぁ。本当に人の生き死にとかが関わるようになってきた時、何のために戦うかって話だよなぁ。序盤から感じるヒーロー性の求道みたいな雰囲気は好きなのです。



仮面ライダー555(ファイズ) Blu-ray BOX1
半田健人
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2014-01-10


→前回:仮面ライダー鎧武第2話「必殺!パインキック!」の感想へ
→次回:仮面ライダー鎧武第4話「誕生!3人目のぶどうライダー!」の感想
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