週刊少年マガジン連載の、赤松健先生の『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー)、第15話「修行の成果」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 「気」の扱い方に関して、刀太には夏凛が認めるほどの才がある、ということが描かれる。「瞬動術」を始め、体術にも才あり。

 はい、もうこの説を打ち出してこの記事書いたの7年ほど前ということに流れゆく日々を感じつつ、うちのブログ的にはこの話ですね。↓


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 気の扱いと体術に関して才能があるとか、これ、もうどこかで古老師の血が入ってるとしか!

 もともと、超に未来人という属性の他に何故か中華系の属性が入ってる点を、ネギと古菲の子孫としないと説明つかない(赤松先生はあんまり意味のない要素は入れない)点などがこの説の根拠になってるのですが、こう、様々な側面から『ネギま!』とのリンクを見せられると、「気」の才能、もしかしたら古老師要素もリンク? という話から想起されるのは、いよいよ『ネギま!』では明確には伏せられたまま終わった、超の未来で起こった悲しい出来事についても『UQ HOLDER!』では明かされたりするのかと期待が高まります。劇中2086年なのですよね、火星開発がどれくらい進んでる時点なのかまだ不明ですが、麻帆良祭ラスト時点で、どうして超が目的は既に達せられたと言ったのか、そして、帰る間際に何故にネギと古菲に声をかけたのか、明かされる時が来るのかもしれない……。というかこれ、超も何らかの形で出てきそうだよね……。刀太くんの街の友人関係スキルに「機械」が入ってるのも気になる。カシオペアが作られるのが描かれる展開も、あり得る、やもしれない。

 そして、食をせっせと作る刀太くん。軌道エレベータ(競争や進歩の象徴)がそびえる脇の貧民街で、夏凛先輩と九郎丸、そしてスラムの子供らと一時互酬共同体的な生活をしている……という絵はなんかイイな。刀太の料理スキルは競争の果てに一番を目指せる類のものではないかもしれない。でも、こういう時、こういう場で「食」を作れるのが一つの正義の形なのもまた確かで。

 刀太の自身の能力、自身の夢についても物語も見どころだと思ってます。才能があるからと体術! というのは現実的に考えれば有意義な道だけれど、今一つ自身の本然について掘り下げまくった『ネギま!』(ネギの本質は闇という話や、自身の特性は開発力、という話の辺りね)の後だと、若干今更感。この辺りは、「魔法は使えない」(ネギの子孫のはずなのに!?)という部分と重なって、今後のキーになっていきそう。

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