『仮面ライダー鎧武(ガイム)(公式サイト)』第13話「鎧武、バロンの友情タッグ!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 前回の感想で、ここしばらくの対立構図が整ってきたと書きましたが、第1クールの「ダンスチーム同士の抗争」が、同格の集団同士の縄張り争いだったのに対して、この第2クールから「搾取者VS自由希求者」の構図に移ってるんですね。支配者側、搾取者側がユグドラシルコーポレーションですが、象徴的なジェネシスドライバーは「搾り取る」のがモチーフで、自由希求者側の戦国ドライバーは「切り開く(刀&錠前)」がモチーフになってる。この作品も色々な物語を早い回転で回していく作劇だと思ってるので、対立の構図は今後もどんどん変わっていきそうですね。

 で、現在のターン。支配者に対して自由を求めるっていうのは、必然的に「ゲリラ」ポジションになるってことなので、民衆の支持は得られない。普遍的に得られないというか、支配者側に得られないようにコントロールされてしまう。この世の常感もドラマです。

 だけど、ゲリラ側、自由を求めてる側にも何らかの正しさの断片はあるもので、今話では印象的に戒斗が怪我を負った仲間のために「我」を少し控える、というシーンが描かれる。やっぱり仲間は大事だった。その点は鎧武とバロンとでも共有できるので、紘汰と戒斗がタッグ変身。戒斗が自分のバナナ錠前を一時紘汰に託すあたりがこの段階での「仲間」を象徴してるようで良かったな。一方で、搾取側、支配側にも新ライダーが登場するようなので、ここからしばらくは「仲間」観の対照を、貴虎側、紘汰と戒斗側で描き分けていくのかもしれない。貴虎兄さんの方は、ユグドラシルコーポレーション内部での関係や、鳳蓮を(おそらく)金で雇ってる辺りも含めて、どうも「利用し合ってる」「ビジネスライク」って感じだよね。現段階では。





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→次回:仮面ライダー鎧武第14話「ヘルヘイムの果実の秘密」の感想
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