週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」247Q「いやだ」の感想です。
 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 過去編の三年次の全中決勝戦と色々重ねられていて面白い。

 過去編では、萩原シゲヒロは心が折れてしまったけど、現在編では、黒子はこの点差でも最後の心を折らない。
 過去編では、黒子は非当事者としてフィールドの外で観ているしかなかったのだけれど、現在編では、当事者としてフィールドに上がる。

 ラストの、青峰、黄瀬、緑間、紫原、桃井さん、そして赤司くんの、旧帝光中学メンバーそろい踏みで表情が入る所はイイな。黒子、この点差・実力差でも出るのかよ、と。過去の黒子を知ってるメンバーだけに、描写が光ってる。

 「過去を乗り越える」という『黒子のバスケ』という作品の物語からすると、もう一つ、過去、黒子の影になるという特性を見出した赤司くんに挑む、という構図でもある。赤司くんにアイデンティファイされた過去の黒子の特性はもう破られているので、過去時点とは違う黒子テツヤのアイデンティティで立ち向かう感じになるのかなと思う。

 全体としては、バスケ漫画の歴史的に「諦めたらそこで試合終了ですよ」という内容であり、普遍的な感じ。「ここで終わればの話だ」という部分は、劇中の試合の意味にも、メタにこの作品自体にもかかってる感じで好き。いくつかの漫画にみられる、ここぞという箇所でメタ存在(主には作者)のメッセージが挿入される演出けっこう好き。ここから逆襲するのか。観客席に「キセキの世代」メンバーも揃ったし、ラストスパート面白くなってきたのです。





→前回:黒子のバスケ(ジャンプ連載分)246Q「まだだよ」の感想へ
→次回:黒子のバスケ(ジャンプ連載分)248Q「まだゆずる気はありません」の感想へ
黒子のバスケ/第1巻〜第16巻(ウィンターカップ桐皇戦決着まで)一気読み時の感想へ
『黒子のバスケ』感想の目次へ