地元仙台が舞台のアイドルアニメ『Wake Up, Girls!(公式サイトニコニコチャンネル)』。引き続き、感想&トラックバックセンター記事です。

 TVシリーズ第6話「まだまだだよ」は、僕本人は2月23日(日)深夜の仙台放送での放映or2月23日(日)深夜のニコニコチャンネルでの生放送配信が開始してからの視聴になりますが、最速放映地域は本日2月14日深夜からとのことで、早めに記事を立てておきます。記事中はネタバレ注意です。
(追記:2月24日、管理人の感想を書きました。)
 ◇◇◇

 仙台では実質最速放映日から一週間以上経たないと観られない状況中。ようやく観られて感想アップした第4話分はこちら

 ◇◇◇

TVアニメ「Wake up, Girls!」第1巻Blu-ray特典、吉岡茉祐のダンス教則映像『Wake Up, Dance!』ダイジェスト版 動画をアップしました!/公式サイト

 本当に声優さん本人が劇中のダンスも振りそのまま踊るんだと、改めて虚実交差性を押してるプロジェクトなんだなと。ライブとか(リアルの方の)、盛り上がりそう。

 ◇◇◇

(追記:2月24日、管理人の感想を書きました)

 元「I-1クラブ」のプロデューサー早坂相がWUG!の全権を持つことで、WUG!に「I-1クラブ」的な上昇志向や能力主義に基づく思想が当てはめられることに。「I-1クラブ」サイドでこれまで印象的に描かれていた、能力が劣る者、全体の純化された理想像に適合できない者は脱落させられる、というのが、そのままWUG!にも適応されるような流れで、藍里が切られる、という展開に。

 雨の中の、


 「待っててくれたの」(林田藍里)


 の真夢と藍里が向かい合っているシーンは色々なものが詰まっていて良い。

 表面的には物理的に藍里を待っていてくれたのか、という意味だけど、もちろん、能力的に劣る藍里を、能力的にトップオブトップの(早坂のレッスンでも、一人疲弊していない様が印象的に描かれている)真夢が、ランクを落とすがごとく待っていてくれたのか、という意味にもなっている。友達という枠組みなら同等なのだけど、純粋な能力競争の枠組みの中で、待っていてくれる、というのは、待たれてしまっている劣っている側からするとつらい。

 一方で、このシーンの前に印象的に藍里の林田家の団欒が描かれており、真夢側からすると、自分は望んでも持つことができていない、良好な家族関係というものを、藍里は持っている、というシーンでもある。このシーンは真夢もけっこう切ないのですよ。WUG!は短い台詞に何重かの意味を込める演出が多いのですが、第1話で、藍里の家で、真夢が、


 「羨ましい」(島田真夢)


 と藍里に言うシーンがあります。これも、表面的には熊谷屋の和菓子がいつでも食べられて羨ましい、と言っているように聞こえるし、劇中の藍里もそう解釈したようなのだけど、真夢の表情からすると、良好な家族関係が「羨ましい」ということを本当は言っている、というシーン。

 おそらく次回が藍里のWakeUp回だと思うのだけど、ここまで実家の熊谷屋が印象的に使われているとなると、第1話で語られている、熊谷屋がお正月から営業していた、途切れないでずっと続けている、というのが伏線なのかな。

 劇場版とTVシリーズの間に、一度WUG!の活動が途切れそうに、終わりそうになった時と、今回藍里のWUG!での活動が途切れそうに、終わりそうになった時と二回、そういう「途切れてしまう」の対比として、ずっと営業を続けている藍里の実家熊谷屋はたぶん描かれている。

 また、まだWakeUp回が描かれていない、菜々美、夏夜にも、早坂の登場で自分をもう一度見つめ直さざるを得ない流れの中、伏線が仕込まれもしていた回。菜々美に関しては、本当に目指したいのはアイドルではなく、光塚である、ということ。一方夏夜は、バッグの中に入っていた手紙と思われる夏夜宛ての封筒の宛先の住所が仙台市の泉区になっていたので、夏夜は気仙沼出身なのに現在仙台市内に住んでいることに。これはもちろん、東日本大震災が作品制作のきっかけにもなっているし、劇中でもそれに触れると各種インタビューで述べられている作品としては、夏夜は気仙沼からの避難生活者であろうと推測されたりもする訳で。

 俄然面白くなってきたのです。演じてる声優さんたちの方のWUG!のファーストライブ「1st Live Tour 『素人臭くてごめんね!』」が、東京、大阪のみならず仙台で行われることも告知されたりで、地元の人としては、どしどし地域経済復興に貢献してくれたら嬉しい感じ。もうすぐ発売の劇場版Blu-ray(個人的にも予約済み)のAmazonランキングなんかも上々で、イイね!

→特典CD「タチアガレ!」付属(2月28日発売)



→Wake Up, Girls! 1st Live Tour 『素人臭くてごめんね!』(東京・大阪・仙台)優先応募券付き

Wake Up, Girls! 1 初回生産限定版 [Blu-ray]
エイベックス・マーケティング
2014-03-28


 ◇◇◇

 ブログで感想を書く文化も役目を終えた感じなのか、トラックバックがあまり来ないというかそもそもみんなTwitterとかのSNSで感想書いてる感じですが、とりあえず最速放映地域で第6話の感想をブログに書かれた方おられましたらこの記事にトラックバック頂けたら幸いです。ある程度アクセスアップに貢献できる可能性もあります。今回はTVシリーズも毎話感想記事を立てるつもりでおります。

→前回:『Wake Up, Girls!』第5話「天国か地獄か」の感想へ
→初回:『劇場版「Wake Up, Girls!七人のアイドル」』の感想へ
→次回:第7話「素晴らしき仲間たち」の感想へ
WUG!雑記の目次へ
『Wake Up, Girls!』感想&トラックバックセンターの目次へ