『仮面ライダー鎧武(ガイム)(公式サイト)』第17話「桃のライダー、マリカ光臨!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 錠前で閉じ込めて支配する側−閉じ込められた錠前の中から自由になる側


 という構図がある作品の中で、光実が支配する側の振る舞いを試みる回。今の所支配する側がユグドラシルコーポレーションで、自由になる側がビートライダーズ(自由に踊りたい)なので、前回までで貴虎側に寄ってユグドラシル側に移ってきた光実が、さっそく自分では手を下さないで遠くから紘汰や紘汰の姉を支配しようとする振る舞いを見せる、というのは分かりやすい。

 なのだけど、光実の支配作戦を邪魔したのは、光実からすると想定外の形で鳳蓮・ピエール・アルフォンゾ。この人は最初からどちらの陣営とか関係なくて、自分なりのプロ意識という謎の芯でもって動いてるので、支配しようとしても中々できない。貴虎からして、支配しようと色々画策してるんだけど、毎回想定外の事態でうろたえてるので、光実まで想定外の事態で「え、何この人」みたいな反応してるのが面白かった。人を思い通りにどうこうしようと思っても、相手も相手なりに動いてくるので中々思う通りには動かせない、支配者側のビックリ感。

 オープニングの比喩だと、光実が貴虎の元に行こうとするんだけど、錠前で閉じられた網に邪魔されるんですよね。その意味で、光実はまだ貴虎が仕掛けた錠前の網の中で支配されてる側なのかもしれない。一方で、オープニングには、龍玄が錠前の網を銃でブチ破るシーンも。第11話、第16話のように、紘汰が閉じたユグドラシルコーポレーション内部から、何らかの形でブチ破って外に出てくるのが印象的に描かれる回で、光実にはそういう「外に向かってブチ破る」シーンがまだ描かれてない感じなのですよね。そういう意味で、銃で錠前ぶち壊す的な光実の物語はこれからなのかもしれない。

 ラストは、光実がユグドラシル側とビートライダーズ側の二重存在としてしばらく落ち着く感じに。敵陣営と味方陣営の両方にまたがる存在、というのは平成仮面ライダーではある意味お馴染みなのですが、上述のような支配する側と、自由を求める側の二重存在でもある、ということになるので、光実のポジションは作品として面白い感じ。

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→次回:仮面ライダー鎧武第18話「さらばビートライダーズ」の感想
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