『仮面ライダー鎧武(ガイム)(公式サイト)』第18話「さらばビートライダーズ」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 ダンスチーム同士の抗争、という序盤の構図に一区切りが付いた感じの展開。それぞれのダンスチームで争ってるのが、『仮面ライダー龍騎』的なバトルロワイヤル状態の比喩だと思っていたのですが、結末は「チームの垣根を越えてみんなで踊る」ということだったので、一見ゼロ年代バトルロワイヤル問題が解決したかのような風景。

 なのだけど、同時に徹底して、ビートライダーズの話は、ユグドラシルコーポレーションの掌の上、錠前の中の閉じられた場所での出来事、というのも描かれていた感じ。なんか合同ダンスイベントの会場がやっぱり閉鎖された場所だったのも意味がある気がするし、最後に戒斗がビートライダーズのことはザックに任せて、「外」へ出ていく、ビートライダーズのステージを終えて、VSユグドラシルコーポレーションという次のステージに移っていくというのも色々と象徴的。対して、光実は「内」で、この場所が最高で守りたいみたいなことを言っている。この作品的には「錠前の中と外」という辺りは面白かった。

 今話の合同ダンスイベントがまだ「閉じた」中での出来事という感じに描かれていると思うのは、ユグドラシル問題が何も解決していない中での出来事だというのもそうだし、紘汰が相変わらずインベス化した裕也を殺してしまったことに無自覚なまま、ダンスステージからインベスを排斥し続ける……という構図にもあるように思います。インベスさんも何かステージの上で踊りたそうだったし、まだ第18話だからというのもあるのですが、この外敵、というかよく知らない存在であるインベスを排斥して、俺たちのステージを守る! 的な構図が、今一つ「自由」じゃない感じ。ダンスチーム同士でリソースの奪い合いをやっていたのが、VSユグドラシルとかVSインベスになっただけで、引き続き支配ゲーム、奪い合いゲームは続いて行くわけですしね。

 何らかの形で紘汰が「中に閉じ込める圧力」である錠前を全部突破する所までが描かれるのかと感じておりますが、錠前の突破と、上述のような違和感、「終わらない支配抗争の構図から自由になる」のがどうリンクして描かれていくのか、けっこう楽しみにしております。

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→次回:仮面ライダー鎧武第19話「贈られた秘密兵器」の感想
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