週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」249Q「こっからだぜ」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 黒子が黛さんに施していたことはだいたい前回の感想で予想して書いた通りでありました。これも桐皇戦で使ったオーバーフローの方法論を応用してるという話だし、もう一つの、黒子は視線誘導のやり方を少し変えられるというのも、色々と過去編以降の方法論を駆使してる感じがして面白い。黛さんは過去の黒子をそのままアップデートした能力なんだけど、過去編以降の黒子は色々なものを身に着けている。「過去を乗り越える」が物語の主軸にある作品なので、やっぱり過去編時点の黒子とは違う要素も使って戦わないとね。

 そして、同じく過去編バットエンド時点、if誠凛チームとして描かれていた萩原シゲヒロのチームにはいなかった男、火神のターンに繋がっていく所で引き。同じ個人能力押しでも、監督の意志から離れて行われていった過去編の帝光と、今話で監督のお願いを受け取って発動する火神、というのもたぶん対照になっている。過去編では監督がおじさんだったけど、現代編では監督が女子高生なのも、過去を乗り越えてる!(え)

 精神性の面で火神も黒子をリスペクトしてる述懐が良かったな。能力を評価して精神性はあんまり見てなかった(ライトノベルを読んでいたのを一笑にふしていた)赤司くん→黛さんと、能力が消えた土壇場でも立ち上がったその精神性をリスペクトする、火神→黒子……も対比になっている。そんな感じで、黒子をかけて(え)次回現在の男VS過去の男、火神VS赤司くん。まだ中盤なのでどちらに転びそうでもあり、楽しみ。





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