週刊少年マガジン連載の、赤松健先生の『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー)、第24話「闇の魔法」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 不死狩り、南雲士音の回想という形で、ついにネギ登場。ここ数話、たいへん『ネギま!』との繋がりを意識させられる流れだったので、満を持してという感じで素敵。

 同時に、龍宮、茶々丸、フェイト、クウネル、そして一番左はザジだろうか、第1話の時から、物語冒頭のエヴァと3-Aメンバーたちの別れが描かれているシーンに描かれていないキャラクターたちはまだ劇中で生きていて出てくるのではないか、と書いていたのですが(第1巻の感想)、やはり『ネギま!』3-Aメンバーでも不死者的だった連中を中心に、生きてると思われるキャラクターたちは出てきそう。これ、明日菜も一種の超常存在なので、生きてたりするんじゃなかろうか。

 何かと、断絶が生じるような出来事が起こっても、繋がってるものはある、という雰囲気で熱い。ここ数話の感想で使っていた言葉だと「歴史」ですか。『ネギま!』という作品と『UQ HOLDER!』という作品の断絶の中で繋がっているものがある、というメタ作品論的な話でも熱いし、もちろん劇中で、「闇の魔法」というある種「負」に触れがちな力ではあるけれど、お祖父ちゃんのネギから繋がってるものが刀太にある、というのが、第22話「ないもの同士」(感想)を描いていたからこそ熱い。

 それに、劇外の現実に目を向けて、どうしても僕が東北在住ということもあり、2011年以前と以後の断絶、というものまで作品を通して考えてしまう。一度、創作とか、そういう娯楽的な余剰なものは終わった、と思った。でも、ゼロ年代作品の『ネギま!』と、2014年の『UQ HOLDER!』には繋がってるものがある。まだだ、まだ終わらんよ! 的な。

 本当、第1話と第21話で刀太が見せた中段突きのシーンが、『ネギま!』のネギの「雷華崩拳」のシーンと重なる演出とかがあったのも、この「途切れず繋がってるものがある」演出として効いております。

 そういう「歴史」的繋がり、つまり3人目の「闇の魔法(マギア・エレベア)」など認められない、という南雲と、それを制する夏凛。

 これも、夏凛のキーワードは「愛」というのが描かれた後ですからね。ネギは誰と結婚したのかという話題と繋がることだけど、現在の劇中の情報通り、本当にネギと刀太の間に血縁があるなら、何等かの愛を媒介に刀太は生まれてるってことですからね。

 断絶(と思われた出来事)の後に、新たに生まれるものもあり、それは「歴史」的に過去の愛情と繋がっていたり、するのかもしれない。

 『ガンダムSEED DESTINY』の第6話(感想)とか、『ガンダム』なら『Zガンダム』にアムロ出てくる時とか、満を持して存在をほのめかされていた前作の主人公が描かれる、というのはやっぱり盛り上がりますね。

→第2巻予約開始



→最終回には赤松先生も「コンセプチュアルな"東京の群衆のシーン"」で参加。『はじめの一歩』の森川ジョージ先生が描いた東日本大震災を題材とした漫画『会いにいくよ』も予約開始。(企画発表当時の広報がそのままなら、初版売上の何パーセントかが震災関係の寄付にまわされるとのこと。)



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