地元仙台が舞台のアイドルアニメ『Wake Up, Girls!(公式サイトニコニコチャンネル)』。引き続き、感想&トラックバックセンター記事です。

 TVシリーズ第10話「登竜門」は、僕本人は3月23日(日)深夜の仙台放送での放映or3月23日(日)深夜のニコニコチャンネルでの生放送配信が開始してからの視聴になりますが、最速放映地域は本日3月14日深夜からとのことで、早めに記事を立てておきます。記事中はネタバレ注意です。
(追記:3月24日、管理人の感想を書きました。)
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 仙台では実質最速放映日から一週間以上経たないと観られない状況中。ようやく観られて感想をアップした第8話「波乱」分はこちらとなります

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今日までのこと、これからのこと。愛理/Wake Up, Girls!公式ブログ

 仙台出身の藍里役の永野愛理さん。

 多数の人が見る文章用に精一杯配慮しながら、自分の言葉で語ってくれております。若いのにエラい……。そして東北在住の人としてありがたい……。

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(追記:3月24日、管理人の感想を書きました。)

 アイドルの祭典東北ブロック大会に望むにあたって、改めて「WUG!らしさ」を考えてみるという展開に。WUG!らしさを浮き彫りにするカウンターパートとして、個性豊かな東北ご当地アイドルたちも登場。男鹿ナマハゲーズは突っ込んだら負けだと思いつつ、顏見えてないじゃん! とか突っ込みたくなりましたね。丹下社長が真面目にイロモノを警戒し、ナマハゲーズの面々と佳乃もガチで対峙してる構図が面白かった。真夢が方言を聴き取れないというコミカルさは、どう面白いかが視聴者の環境で別れる部分。僕はナマハゲーズが喋ってた方言も全部分かったので、分かってる人なりの面白さとして観ておりました。

 結局、「WUG!らしさ」はTwinkleたちの語りを通して、観る人たちに委ねられる、という話に落ち着いて行った感じなのですが、僕としては前から感想で書いてる通り、多様性とか雑多性がWUG!の特徴という描き方なのだと思いました(劇場版のライブの前の松田マネージャーの「やっぱバラバラだな」など)。WUG!を観に来てる人たちが、大田邦良らオタクのおっさん達、実波の石巻の仮設住宅暮らしのお年寄りたち、そして真由の母と、雑多。観る人たちに委ねられるというのなら、その雑多な人たちの分だけ、WUG!を通して観ているものがある、というような。

 そして、観に来てる人たちみんな、「I-1クラブ」が授与する幸せ、からは少しあぶれてしまう人たちとして描かれていると思うのです。大田邦良は「I-1クラブ」が東京ドームライブやってたクリスマス・イブの夜に一人勾当台公園を歩いていたし、石巻の仮設住宅暮らしの人達がドームライブに行くのは難しいし、真夢の母にいたっては、どちらかというと「I-1クラブ」のおかげで不幸になってしまった人。でも、そういう人たちに幸せを授与できるアイドルがいても、イイ。

 真夢のステージで、真夢の母に気持ちが届いた。真夢の母に幸せを授与できた、というシーンはベタながら良かったですよ。劇場版冒頭の真夢の「幸せの授与」に関するモノローグからしたら二番目、「身近な人を幸せにできる人」が、ようやっとできた。

 また、繰り返し描かれている「破綻するような出来事があっても、途切れずに続けていくこと」が重なってるシーンでもあると思う。悲しいこと、破綻的な出来事があっても、母と子という関係も続いていく。

 そうして、WUG!、東北ブロック大会を制する。真夢と佳乃が前回で打ち解けたので、二人でナチュラルに話してるシーンがなんか良かった今回なんだけど、地味に佳乃がついに東北レベルを抜けた回でもある。勝つ者いれば負ける者もいるで、男鹿ナマハゲーズとかコミカルポジションなのに、またバイトしながら続けていくとか言ってるのが良かったよ。佳乃本人が何度地方レベルを抜けられずに敗北しても芸能活動を続けていた人だけど、ナマハゲーズも、敗北しても「続けていく」。

 また、めがっさご当地感想として、大田邦良らがWUG!を盛り上げる作戦を練っていたファミレスが、学生時代よく部活仲間とかと行っていたファミレスであった。外見と内装が記憶通りなのでたぶん。深夜まで営業してるから、仙台の若者的パトス的衝動の会合に使うのに良いところなんだよね。

→Blu-ray第2巻は実波

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→Blu-ray第1巻は公式のツイートによると「本編映像第1話&2話は、より良い物をお届けする為に、200カット近い修正を加えました。」とのこと。

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 ブログで感想を書く文化も役目を終えた感じなのか、トラックバックがあまり来ないというかそもそもみんなTwitterとかのSNSで感想書いてる感じですが、とりあえず最速放映地域で第10話の感想をブログに書かれた方おられましたらこの記事にトラックバック頂けたら幸いです。ある程度アクセスアップに貢献できる可能性もあります。今回はTVシリーズも毎話感想記事を立てるつもりでおります。

→前回:『Wake Up, Girls!』第9話「ここで生きる」の感想へ
→初回:『劇場版「Wake Up, Girls!七人のアイドル」』の感想へ
→次回:第11話「アイドル狂詩曲(ラプソディー)」の感想へ
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