『仮面ライダー鎧武(ガイム)(公式サイト)』第22話「7分の1の真実」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 ヘルヘイムの侵略にあたり、生き残れる人類はベルト量産化の最大数に合わせて7人に1人。ユグドラシルコーポレーションが栄えた背後で、戒斗の親の街工場は淘汰された。人類が生き延びる実験のために、犠牲になった初瀬(これは今話で貴虎兄さんの口からも語られている)、などなどと、「人間が生きる背後に犠牲は出る」というのをずっと描いてきたので、1人生きるために6人の犠牲という世界観は、いよいよ、という感じ。

 もう、執拗に続いている紘汰のバイト探しパートすら、こういう主題に絡めているんじゃとすら思えますよ。あれも、「職につける」背後には沢山の「職につけない」人がいる、という一種の椅子取りゲームの話なので。

 そういう流れで、選民というか、1人の生き残る側に舞さんたちを入れようとさっそくシェルター的な所に誘導する光実に対して、やっぱり初瀬も助けたかったし、人類のために焼き払われる側の街も助けたいし、仕事につけない側でも頑張る(これはそんなにコアな要素なのか不明)側の紘汰としては、犠牲を出さずに全員助けたいような(今話時点では)綺麗事的な方向で戦ってみるのだけど、ラスト、ガツンと、そんな紘汰自身も誰かを犠牲にして生きていた。裕也を殺した上で生きていたと貴虎兄さんから突き付けられて絶望。

 主人公を容赦なく精神的に追い込んでいて好感です。

 これはどうなっていくのかな。劇中の象徴アイテムである錠前に絡めて、これまで錠前の中の閉じた場所から、錠前が開かれた次のステージへ……と物語が進展してきたのを考えると、7人に1人しか助からないというのは、まだユグドラシルコーポレーションの中のステージだけで考えたらの話なので(情報も秘匿してるしね)、何かしら紘汰が錠前を切り開いて次のステージが開けると、別な解法が見えてきたりするんだろうか。

 そういう、外のステージで見えてくる解法。未知の要素でもいいけど、既キャラがキーになるとかだったら熱いやも。ずっと、ステージが変わるとキャラクターの役回りも変わる(例:ダンス抗争のステージだと戒斗は敵だけど、VSユグドラシルコーポレーションのステージだと戒斗とも共闘できた)というのも描いてきたので、今の視界だと微妙なキャラが、ステージアップと共に世界を救う鍵になるとか、そんな展開も観たい。

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→前回:仮面ライダー鎧武第21話「ユグドラシルの秘密」の感想へ
→次回:仮面ライダー鎧武第23話「いざ出陣!カチドキアームズ!」の感想へ
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