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 週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」257Q「行くぜ洛山!」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 小金井くん、善戦で交代するも涙する、の巻。作品の隅々で勝てなかった側の気持ちが描かれており、現在編でも「キセキの世代」が誠凛に負けた後、涙を流したりと敗北者としてのパートが描かれておりました。絶対勝ち続けるという赤司くんに対して、大勢の敗北者側の物語を描いている作品。できれば負けた側にも意義はあったんじゃというのを汲み取ろうとしているかのような作品。今回の小金井くんの涙も、過去編の敗北者萩原シゲヒロと重なる感じかな。そして、黒子が萩原シゲヒロの片方のリストバンドを受け継いで次に進んだように、小金井くんの戦いから掴んだ実渕攻略の糸口を手に、日向出陣、と。

 そして、絶対勝者側の赤司くんにも、黛さんが何か生じているのを感じている描写が。赤司くんは「オッドアイ発動=絶対勝者主義の目覚め」なのですが、今話時点だと方瞳だけ印象的に描かれて、両瞳が現在どういう状態なのかはっきりとは分からず。オッドアイの前の等身大の少年に戻るのか、逆に両瞳が絶対勝者側の瞳になるか、どっちかだよなー。ラスト第4クールまだまだ色んな見どころがあるのだけど、個人的には最後は黒子(+現在編で新たに加わった要素としての火神)と赤司君の物語にまとめていって欲しいかな。





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