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 週刊少年マガジン連載の、赤松健先生の『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー)、第36話「キリヱの秘策…!」の感想です。
 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 最近書いてたように、キリヱの能力が出てきて以降の展開はゼロ年代ループもの作品(主にADV作品)の要素を入れてるとすると、「どうせやり直せるから」っていう考えはネガティブ要素なんですよね(一空先輩の、どうせやり直しでなかったことになるんだろ発言あたりとか?)。そうではなくて、一度切りの、一回性のこの現実にコミットして生きようよというのが作品のメッセージだったりしたわけで。そっちの方の要素を考えると、キリヱのループ能力を前提にしないで、この一回の現実で本気になる方が、これまでのゼロ年代ループ作品を踏襲してる感じはするのでした。

 ただ一方で、ちょうど前回の感想で『ジョジョ』をあげたからだけど、『ジョジョ』の第7部以降特に、ループとかパラレルワールドは前提としつつ、そういうのを超えて受け継がれる「黄金の魂」もある、みたいなのを最近荒木先生描いてるフシがあるのですよね(参考:ジョジョの奇妙な冒険第7部『スティール・ボール・ラン』のネタバレ感想)。現在の第8部『ジョジョリオン』も、自分のルーツとは? というのを並行世界込みの世界観で描こうとしてる作品な気がしますし。

 そういう意味で、最近のトップクリエイターが描こうとしてる事柄として、『UQ HOLDER!』も、ループとか並行世界とか、世界観としては出てくるのだけど、それを超えるネギ→刀太で伝承されてるものもあるよ、みたいな感じになっていっても熱いかもしれない。

 ちょうど今話でも、ネギとかフェイトとか、あと後姿で明日菜とか木乃香とか刹那とか夕映とか出てきてるからだけど、並行世界でゆさぶりかけつつ、やっぱり歴史とか作品を超えての伝承とか浮彫になってくるとかってのはイイんじゃないかと思うのでした。

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