記事中はネタバレ注意です。
音乃木坂学園の校門という場所を第一期一話とリフレインさせながら、絶望的な状況にあたってどうするか、第一期第一話時点と現在で変わったことを描いていた感じ。
第一期第一話時点では、穂乃果が単独で「ススメ→トゥモロウ」と進み始める所から始まったのだけど、今回時点では海未とことりちゃんがかなり力強く成長しており、また音乃木坂学園の生徒たちが道を作ってくれる。「可能性感じたんだ」が発展している感じ。アイドル活動、無駄じゃなかった。雪中行軍という、最早アイドルとほとんど関係ない課題が最後の試練という、相変わらず熱い作品。最後にものを言うのは、物量と体力だった……。
「A-RISE」にぶつける、ラブライブ!最終予選のライブ曲は「Snow halation」。調べてみたら、アニメ化よりだいぶ前の2010年発表の曲で、古参のラブライバーには凄い感じ取れる文脈があった模様。「好き」という気持ちに関する歌詞で、ラブライブ!の核心に触れてるような曲でありました。冒頭のそれぞれの「好き」、にこ先輩の「アイドル」とか、真姫の「音楽」とかは重いよな。その気持ちを拠り所に一点突破の逆襲を決める作品でありました。
最早最終回の勢いなのだけど、まだ話数残ってるので、卒業問題、共同体問題に焦点があたっていくと予想。
個人的には、穂乃果の何も残せないままで終わってしまうのが怖い、という心情が良かった一話。絵理に抱き着いて大泣きだし。作る人としては、作品を自分の理想形で世に出せないのが何より一番怖いからなー。
→「Snow halation」
→Blu-ray第1巻、6月20日発売
→前回:アニメ『ラブライブ!2期』第8話「私の望み」の感想へ
→次回:アニメ『ラブライブ!2期』第10話「μ's」の感想へ
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