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 アニメ『ラブライブ!2期(公式サイト)』、第10話「μ's」の感想です。

 記事中はネタバレ注意です。
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 敗北したA-RISEの綺羅ツバサも気になる、μ'sを突き動かす原動力とは何か? の問いに、μ'sのラブライブ!本戦でのキャッチフレーズが決まるという形で回答する一話。決まったキャッチフレーズは、リアルでのラブライブ!展開のキャッチフレーズと同じ「みんなで叶える物語」。

 実質A-RISEを撃ち破ったのは前回の「Snow halation」なんですが、リアルの方では2010年発表の曲で、2010年verの映像があり、それの2014年verが世にリリースされたのは、作り手やらラブライバーのみなさんやら、「みんな」の応援があればこそ。そういう意味で、「みんなで叶える物語」を文脈に乗せた曲で、A-RISE超えとμ'sの一番の原動力を描く、というのは上手い。

 上手いけど、よくこのリアルの状況をも巻き込んだ作劇できたなと。アニメは相当前からシナリオとか作ってるので、もし二期が大コケだったら、あんまり叶ってない物語になる可能性もあったわけじゃないですか。一期成功からのムーブメントで、相当自信あった感じなのですかね。この9話と10話をこの「みんなで叶える物語」を押す構成にするのは、相当な気概が必要だったのではと制作陣の気持ちも気になったり。

 二期から印象的に入っていた、真姫の新しくできた友達、μ'sメンバーの家族との関係性、また第三話、第九話のライブシーンの、ビルディングに灯る街明り(群像としての応援者たち)演出なども、μ'sメンバーだけではない、外部も含めて「みんな」で、「みんなで叶える物語」なのだとピタリとハマった感じ。

 前話の音乃木坂の生徒たちが道を作る展開もですね。道を作る生徒たち=みんな=擬似ラブライバー的な。実際に、リアルのラブライバーの人達も、自発的に雪かきくらいはしてくれそうな信奉心持ってますしね(え)。

 また、正月エピソードなので、元朝参りに着物に餅つきと、日本文化紹介を意識して入れていた感じも気になりましたね。既に日々海外ラブライバーの面白画像がネットに上がる世界に突入してるので、ぜひ「みんな」の構成要因はボーダーレスに、次の世界を切り開いて行ってほしいです。

→第五話、第六話挿入歌、本日発売



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2014-06-20


→前回:アニメ『ラブライブ!2期』第9話「心のメロディ」の感想へ
→次回:アニメ『ラブライブ!2期』第11話「私たちが決めたこと」の感想へ
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