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 アニメ『ラブライブ!2期(公式サイト)』、第11話「私たちが決めたこと」の感想です。

 記事中はネタバレ注意です。
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 第2期冒頭から物語要素として描かれてはいた「学校共同体はいずれ壊れる」問題について。この第11話でやっぱり終わることを意識させて、残り2話(というかおそらく最終回)で覆す作劇なので、今話で終わりが来るという諸行無常の美学に涙するというよりは、最終回での覆し方に個人的には意識がいった一話。

 今話だけで、穂乃果が「今から海へ行く」(9人だけの場所へ行く)という無茶ぶりを慣行、そして海でのシーンで「終わり」が意識させられた所から「帰りの電車」(9人で「次」の(あるいは「元」の)場所へ移動することの象徴)がなくなっちゃうと無茶ぶり慣行で、9人を続行。そして、実際の所は、電車は「まだまだある」(方法・可能性はまだある)。

 9人で撮った「写真」は、2期8話(感想)のビデオ録画や恋愛映画と同じ「複製記録媒体」で、「残るけど未来軸から見れば終わりが来たもの」の象徴、なのだけど、そこから駅近辺のお墓(去りゆく人たち)と受験がんばろうの文字(新しく来る人たち)のシーンから、そういう新陳代謝(という名の新自由主義的な進歩を追うための入れ替え)を拒否して9人の共同体を望んだ9人、最後に、「帰りの電車」がやってくる……という描写の流れから、最終回で9人の続行あるいは新型共同体への移行が描かれるものと思われます。随所で1期と2期を話数的に重ねてるので、1期最終回のことりちゃんがいなくなるのを無茶ぶりで覆すのが、2期のμ'sが終わるの無茶ぶりで覆すに対応するような形になるのかなぁ。

 何度か書いてるように『けいおん!!』とこの辺りの主題は同じなのですが、現在の世のシステムでは卒業による共同体の崩壊、もっと言って、進歩を追う過程で共同体が壊れていく方の力学の方が強いから、それで「切ないね」で終わらせるんじゃなくて、むしろ「共同体続けてやるよ」という方が「ロック」なんだというのは当時から書いていた所(唯たちの「ずっといっしょ」というのは、逃げではなくてむしろ挑戦という描き方)。今作も、ふぁっきん資本世界ではメンバー入れ替えの方が普通なんだよ、という世界に対して、「入れかえねぇよ」で反逆するロック性はカッコいい。普通の頂点を追う(ラブライブで優勝的な)原動力(入れ替えによる進歩主義)とは違う力で頂点に挑戦という形。現代の最新型アイドルはロック!

 これ、今話で穂乃果がどうして卒業なんてあるんだろうとか言ってるし、システム自体をブッ壊すなり変更するなりして、叛逆としての共同体続行を慣行するのかな。『仮面ライダー鎧武』的な「システム自体と戦う」最新の物語として、一番似てるのは、『ご注文はうさぎですか?』であり『ラブライブ!2期』なんだという、兼ねてからのこの片隅のブログでの捉え方を引き続き推していきたい。

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→前回:アニメ『ラブライブ!2期』第10話「μ's」の感想へ
→次回:アニメ『ラブライブ!2期』第12話「ラストライブ」の感想へ
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