ネタバレ注意です。
シリーズ構成が同じ吉田玲子さんで、『けいおん!』第1話を意識させる作りになってる第1話だったのはこちらの記事通り。↓
●『けいおん!』の更に向こうへ。『ハナヤマタ』第1話が素晴らしかった!/やまなしなひび−Diary SIDE−
加えるなら、『けいおん!』1期の第4話「合宿!」で「花火」を「輝いた時間」の比喩で使っていたのを、この『ハナヤマタ』でもおそらく同じ文脈で使ってると思いました。多美の将来のために英会話やってるとか、ヤヤの今度オーディション受けるとかが、『けいおん!』でいう武道館(を目指す)要素なんだけど、やっぱりそういう「進歩志向」と、「好きな事」が対照になっていたりも。
人は輝けるのかという話が出てきた第1話でしたが、劇中でなるが読んでた本が『シンデレラ』だし、「花火」も含めると、やがて散る輝き、ひと時の魔法の時間としての輝きという感じで、この作品も時間の限定性が要素としてありそう。
『シンデレラ』モチーフはガラスの靴相当のよさこいアイテムを残してるのはハナの方だったり。第1話は表面的に好きな事がない、輝くことができないというなるが、ハナに迎えに来てもらってという話に見えるのだけど、裏というか、実際はハナの方もなるに救われていたという物語構造になってそう。
そんな感じで、12時が来て魔法が解けるまで踊るよなモチーフの中、輝いた時間を追って「よさこい」を開始するお話の模様。
また、声優さんがハナ役は実波役の田中美波さんで、ヤヤ役は夏夜役の奥野香耶さんと、地元仙台が舞台のアイドルアニメ『Wake Up, Girls!(公式サイト)』が発掘した新人さんが出演されてる作品。『Wake Up, Girls!』は目下声優さんたちが地方を飛び回るプロジェクトなので(一昨日も仙台で楽天ゴールデンイーグルスとコラボイベント)、『ハナヤマタ』もご当地要素ありのアニメということで、どんどんローカルと中心と海外とを繋げていってくれたらなと期待。
→次回:アニメ『ハナヤマタ』第2話「ジェラシー・ローズ」の感想へ
→『Wake Up, Girls!』の感想へ
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