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 地元仙台が舞台のアイドルアニメ&リアルアイドルプロジェクト『Wake Up, Girls!(公式サイト)』。

 リアルの方のWake Up,Girls!のライブツアー、『Wake Up,Girls!1st Live Tour「素人臭くてごめんね!」』の仙台公演・夜の部に行ってきたのでその感想です。
 ◇◇◇

 日にち:2014年9月7日(日)
 場所:仙台Rensa
 時間:16:30開場:17:00開演

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

 初めてのライブレポということで、ついにRubyGillsさんがいつもライブ・イベントレポで使ってるこの↑文言を使う時がきた……。

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 演目(セトリ:セットリスト)の方はうろ覚えながらこちら(記憶違いあったらすいません)、

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●タチアガレ!
●7 Girls War
●企画コーナー(仙台のお店を永野愛理さんが自転車で回って、各お店で一問ずつクイズを出して(VTR)、アニマル天気予報組とグルメレポート組に分かれた他のWUG!メンバーが答えるというもの)
●永野愛理さんソロ曲
●青山吉能さんソロ曲
●奥野香耶さんソロ曲
●シャツとブラウス
●ジェラ
●DATTE(田中美海さん&安野希世乃さん(小早川ティナ役))
●あぁ光塚歌劇団(吉岡茉佑さん&青山吉能さん)
●太陽曰く燃えよカオス(岡本未夕Ver)(高木未祐さん)
●極上スマイル
●16歳のアガペー
●言の葉 青葉
<アンコール>
●motto☆派手にね(『かんなぎ』主題歌)
●タチアガレ!(ソロパート永野愛理さんVer)

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 単体のサブ曲も「DATTE」だと途中からご本人登場のノリで安野希世乃さんが登場してきたり(ご本人のブログ記事)、「あぁ光塚歌劇団」もよっぴーがまゆしぃにチューして歌い終わった後にまゆしぃが「お返しをまだしていない」と返したり、色々と演出で盛り上げておりました。

 で、ライブ本体。

 ライブというもの自体初体験というのもあるのですが、まずみんな可愛くて驚きました。書籍や雑誌の媒体で写真は観てたしブログもいつも読んでるのですが、リアルの方が大変可愛らしい。アニメ本体の物語とか二次元と三次元のハイパーリンクとか、地域復興とか、僕個人ではそういう方面に『Wake Up, Girls!』の興味はいきがちだったのですが、まず当たり前に「アイドル=可愛い」の図式に感動。仙台Rensa、700人くらいの会場で、結構整理番号前の方だったので近くでメンバーさんたちの顏が見られたのですが、まずはこれだけで今後稀有になる経験だったのやもしれない。

 そして、ダンスの凄さに目がいきましたね。生歌なのに、めっちゃ身体動いて踊りまくる。「素人臭くてごめんね!」と銘打ってるツアーですが、僕、別にダンスに何の造詣もないのですが、素人目にも所々にハっとさせられる動き、「止め」がある。魅了してる点で非常にプロフェッショナル。まゆしぃとみなみが印象に残りましたかね。動きと決める所は決める所でキュンと脳に入ってくる。強引に漫画に例えると、流れの中での決めコマの使い方が上手い。

 あと、お客さんも温かい。よっぴーかななみんかが、会場のみんな元気ですか? とコミュニケーションするような場面があって、女子のみんな元気ですか?→女子勢、わぁー、男子のみんなも元気ですか?→男子勢、わぁー、眼鏡の人、元気ですか?→眼鏡の人、わぁー、みたいな流れだったのが面白かった。眼鏡の人眼鏡掲げてアピールしてたりして、WUG!ちゃんも「それ新しい」、てウケてたよ。

 そして、ツアー千秋楽の作品の舞台仙台での公演ということで、随所の仙台演出に、仙台住人として感謝。

 途中の企画コーナー、本当、カメラマン一人くらいしか伴ってないんじゃないのっていう映像で、あいちゃんが自転車で仙台のお店回ってるアナログ感が面白かった。これは、おそらくガチで移動は自転車だ……。

 一応、クイズの受け答えも書いておくと、


一問目:永野愛理さんが一番食べたいものは?
アニマル天気予報組:しらないから揚げ(夏夜の「知らないから」にかけてると思われる)
グルメレポート組:ひょうたん揚げ(正解)

二問目:熊谷屋さんの(リアルの)主人の大事にしてる言葉は
アニマル天気予報組:継続は力なり(正解)→リアル熊谷屋主人、「アニメの私が言っててイイ言葉だと思った」
グルメレポート組:愛

三問目:「38 MITSUBACHI」で永野さんが十段パンケーキを食べてる途中に取った驚愕の行動(突然何を注文したか)とは(これに正解すると一万点)
アニマル天気予報組:氷を大量に口に含む
グルメレポート組:マヨネーズをかけて食べ始める(正解)


 総じて、「笑い」があるライブなのが良い感じ。

 このコーナーから永野さんソロ曲(「お菓子の国」という題だったと記憶。公式発表待ち。追記、正式曲名は「可笑しの国」)に突入と、仙台出身の永野さん押しで嬉しい。あいちゃん!

 また、ソロ曲は今回初お披露目の青山吉能さんの曲は本人いわく「しっとり」と言いつつ、盛り上がる所はバーッと盛り上がる感じで(曲名も発表してたのだけど忘れ。追記、曲名は「ステラ・ドライブ」)、奥野香耶さんのは最初から最後までノリノリのライブで盛り上がるような感じの曲(こちらも曲名発表されてたのだけど忘れ、公式発表待ち。追記、曲名は「スキ キライ ナイト」)。

 アニメ開始当初、劇場版を観た人と、TVシリーズ第1話だけ観た人とで見解が別れていた頃、僕は劇場版はライブ性で、TVシリーズは複製性、その両者の違いを「プロジェクトとして」演出しているのだろうということを書いておりました(こちらの第1話感想を参照)。だから、劇場版を観た人はライブ性があるので、あの勾当台公園のライブシーンの生の文脈を知って楽しめるし、逆にTVシリーズ第1話は、同じライブシーンでも真夢がスマートフォンの複製映像を後から眺める、という描き方になっている、と。

 これはその後の山本寛監督のインタビュー何かで、劇場版=劇場に足を運んで観るライブ……というのは、作り手の意図としてもそんな感じだったと明らかになっているのですが、今回自分が実際ライブに参加してみて、このライブでその場にいることの価値っていうのを再認識しましたね。

 複製性のメディアを後から鑑賞するだけでは、体験できないものが沢山ある、という。後からスマートフォンで映像観たり、Blu-rayで一人部屋で映像を鑑賞する、というのとはまた違うという(優劣の話ではないです)。

 「言の葉 青葉」の途中でまゆしぃが感極まってソロパートが歌えなくなって、客席の方で歌って補う、とかは、中々実際にライブに参加しないと味わえない体験。また、リアルの「場」として、仙台が舞台の作品で、劇中で仙台出身の子を実際に演じてるリアル仙台出身の永野愛理さんが、最後の仙台公演ではラストの「タチアガレ!」のソロを担当、それを、仙台在住の僕が同じ場で観てる、という「場」と「文脈」の共有も、こういうライブ体験でしかコアには出来ない。

 「場」と「文脈」の話をするなら、最後の仙台公演でアンコール(もう一度)に「motto☆派手にね」という同じ山本寛監督の『かんなぎ』の主題歌を持ってきてるのは、語られたようにWUG!オーディション時の課題曲だったから原点回帰というだけじゃなくて、七ヶ浜舞台の『かんなぎ』の歌をこの仙台の場で歌うことでの、七ヶ浜を初めとした津波被害が大きかった沿岸部地域へのエールでもあるのでしょう。歌詞も響くものがあり、そこから永野さんソロの「タチアガレ!」(再起の曲だよね)で締めるというのは、コンセプトとしても熱く優しいと思いましたよ。

 他、感想まとめは「わぐそく - WUG速報」さんの記事などでも。

 様々な地方からこの公演をきっかけに今回仙台に来てくれた人たちがいて、概ね満喫していってくれたようなのが何より。劇場版〜TVシリーズ1期は「再生の始まり」と「続けていくこと」の物語だったと思っているので、次は「繋ぐ」話に入っていけたらいいんじゃないかな、と個人的には思っております。





『Wake Up, Girls!』最終回「この一瞬に悔いなし」の感想はこちら
『Wake Up, Girls!』感想初回、MOVIX仙台で劇場版を観てきた時の感想はこちら
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