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ネタバレ注意です。
ファーストエピソードの敵って、作品全体的にも色々詰め込まれていると思うのですが、より強い肉体を持つ人間を選別し、弱い人間には失格の烙印を押し、強い人間の部位は自分が吸収してより強大に、という敵。
一方で進ノ助さんは早瀬さん(車椅子や歩行練習が印象的で、肉体的には失格側の状態)に丁寧に向き合い、彼から気持ちのギアを入れるきっかけを貰い。敵からは失格の烙印を押された側の人間の僅かな手がかりから真相に辿り着く。総じて、弱い立場の人間に丁寧に向き合ってる感じ。ヒーローは、特に今作みたいに警察という立場で描くなら、弱者の味方であってほしいので、こういう描写は良い。
主人公が(主に精神的な)引っ掛かりを覚えて(今話だと、実はシフトカーとロイミュードは同種の力じゃ? という引っ掛かりは実は解消してないのだけど)、何となく停滞。それに重加速現象も物理的に加わって、全体として「どんより」。そういう部分で「タメ」て、主人公が何か精神的に進むきっかけを得た所で、車も変身も主題歌もスタートで、「行くぜ!」って感じで「タメ」が解放されるのがかなり気持ちイイ。
引っ掛かりはそうそう消えないのだけど(次々とまた出てくるし)、物語全体としてトータルで少しずつ「進む」作劇と感じ始めています(主人公の名前も進ノ助だし)。『鎧武』の「切り開く」モチーフで、物語のステージが段々と切り開かれていくというコンセプトも面白かったけど、今回の「進む」モチーフで、どんどん(全体の)物語が先に進んでいく感じも面白い。最終的にどこまで進むんだろう、的な熱さ。
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