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 地元仙台が舞台のアイドルアニメ&リアルアイドルプロジェクト『Wake Up, Girls!(公式サイト)』。

 本日はアニメイト仙台店の「リスアニ」イベント&山本寛監督の講演会とイベントをはしごしてきたので、その感想です。
 ◇◇◇

 イベント:「リスアニ!Vol.18.1 別冊キャラクター・ソング携売記念 Wake Up Girls!トーク&ハイタッチ会 in アニメイト仙台・12時開始の部(永野愛理さん・奥野香耶さん・田中美海さん出演)」(詳しくはこちら
 日にち:2014年10月19日(日)
 場所:アニメイト仙台店
 時間:12時開始

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

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 僕が参加してきたのは12時開始の部です。何気にフルverの夏夜たんキャラソング「スキ キライ ナイト」音源がBGMで初(たぶん)披露されてる中、会場は地元の僕的にはお馴染みアニメイト仙台店さんの一角で、入場者数は100人程度といった感じでありました。

 後ろの方でもだいぶ演者の皆様のお顔が見える距離感です。ライブの仙台公演もそんな感じでしたが、この規模良い感じです。もっと人気出てくるとめったに小さい会場ではお目にかかれないとかジレンマも発生してくるのだろうか。

 トーク会の司会が何気に『リスアニ』の編集長の方で面白かった。雑誌の編集もすればトーク会の司会もする! 声優さん、歌手、ダンサー、etcを兼ねてるWUG!もたいがいですが、最近マルチに色々やる人が多すぎる。

 仙台開催なので何かと仙台トークなどはさみつつ、来場者からの質問(事前にアンケート用紙が配られておりました)に答えますのコーナー、覚えてる範囲で。


Q:仙台で好きな場所・食べ物など

A:

田中さん:「言の葉 青葉」のPV撮った所。(光のページェント)(地元の人的には名称としては「定禅寺通り」ですな)

 時々光が消えて、点灯の瞬間を見せる演出が好きとのこと。

奥野さん:しそ巻

 奥野さんに勧められて(勧める奥野さんのモノマネしながら)食べたら田中さんも美味しかったとのこと。

永野さん:みちのく杜の湖畔公園

 仙台の人がたくさんの中でスポットをあげるのはハードル高いという話を前置いた上で、よく家族でお花見とかするとのこと。


Q:キャラソンの好きなパート(振り付け・歌詞など)

A:

 実波キャラソンで田中さん本人が考えた所を奥野さんに褒められて照れる田中さん、夏夜キャラソンの「Thank you」の所だけすぐ決まったなどの話の中、三人ともまゆしぃキャラソンの(ドゥドゥドゥとリズムを取りながら)ここのフリからまゆしぃドヤぁの所はカッコいいと一致してあげるなど(「どやしぃ」でハモる)。


Q:尊敬している先輩声優さん

A:

(三人とも沢山いるけど今思いつく所ではという前置きしつつな感じで)

奥野さん:三石琴乃さんに憧れていていつかミサトさんみたいな演技をしたいと思っていたが、最近は『ハナヤマタ』でいっしょになって豊口めぐみさんをリスペクト。

田中さん:アニサマを客席からの立場からもまゆしぃと見させてもらったが、田村ゆかりさんのステージは圧巻だった。

永野さん:(最近山本監督がよく話題に出すこともあり)花澤香菜さん。


Q:冷え性なのですが、何か良い対策がありましたら教えてください

A:

永野さん:(自分も冷え性で困ってると前置きしつつ)やっぱりユニ●ロさんのヒートテックを二枚重ね&しょうが湯を飲む。

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 他色々、『リスアニ』の写真撮影の裏話なども聞けて、この手の現場感覚の話というのは面白かったです。

 仙台以外から来られた方、という問いかけに関しては100人中10数名くらいだった印象。着実ながらイベントをきっかけに外部からも呼び込もうモデルは機能してるようで何より。また、『リスアニ!Vol.18.1』購入者の中から抽選という形式上か、参加者は熱心な人が多く、夏のツアーの仙台公演に来た方は? という問いかけには、僕も含めて8割くらいの方が挙手しておられた。

 ハイタッチ会パートも、一言声かけられるくらいのテンポで列が進んでいたので、中々嬉しい感じ。こういうの、個人的には『マリア様がみてる』の仙台サイン会で今野緒雪先生とひびき玲音先生に一言伝えた時以来か。永野さんには卒論がんばってください、奥野さんには仙台公演でのキャラソン良かったです、田中さんには『ハナヤマタ』も良かったです、と伝えてこられたのです。

 『リスアニ』の編集長が北海道出身だけど今回初仙台で、何か美味しいもの食べてくと言っていて好感だったので、宣伝にリスアニの公式ページにもリンク張っておいてみます。現在制作中の新刊(Vol.19かな?)にはCrariSさんの新譜が付属するとのことです。

エムオン・エンタテインメント
2014-11-08


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 そして、続いて移動して、僕的にメインな感じでもある山本寛監督の講演会へ。

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 イベント:ゆめ★まちプロジェクト2014「CONNECT地域のたから」(公式サイト
 日にち:2014年10月19日(日)
 場所:仙台国際センター
 時間:14時開始

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

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 場所からして仙台在住と言いつつ久々にこっち方面に来たのですが、昔この国際センターで空手の試合出たなとか、それを言うとWUG!も勾当台公園のステージとか、僕も学生時代登ったことあるなとか、そういう感覚と出会うことしきりなのですが、このイベント自体が、そういう「何気ない"たから"的記憶」を呼び起こすようになってるのはイイと思う。

 今回の企画元「公益社団法人仙台青年会議所しあわせなまち創造委員会」委員長でもあられる後藤俊介氏と山本監督の対談形式の講演会。わりと、表彰受ける方々は正装だし、提携企業が読み上げられたり、フォーマルな地域のイベントという感じです。

 WUG!の動機としてはやはり東日本大震災があるといういつも通りの前提の話から、アイドルものにしたのは(色んなインタビューで言ってる通り山本監督がアイドル好きというのもあるのだろうけど)、シンプルにライブが出来て(イベント性があることができて)地域に集客できるだろうという視点が大きい話。そこから、わりと実践としての「地域に客を呼び込むには」という話が展開されていて興味深かった。

 「聖地巡礼」メソッドは、既に栄えてる所よりもむしろ、(極端に言えば)シャッター通り商店街になってるようなさびれてる所に仕掛けた方が効果が高い。そういう意味で、(失礼ながらと断った上で)仙台の中でも木町通り辺りを選ばせてもらった、という話など。

 あとはやはりインフラで、震災後山本監督は気仙沼や石巻も回ったので、そちらを舞台にすることも考えたが、ライブなどを行う上でのライブハウスや宿泊施設、そして一番は交通インフラなどを考慮して、WUG!は仙台に決まったとのこと。一例として『かんなぎ』の時は七ヶ浜が舞台だったけど、少し交通的に(たいてい車で行くことになるので)聖地巡礼には不便な所があった点などをあげておられましたが、これは地元の感覚でもその通りです。となるとあとは、インフラがある仙台から、どう周辺部に連結させていくかだよなぁ。

 それはそうと、震災後の動機からはじまってる作品としては、山本監督的には一種の三部作で、岩手が舞台の『blossom』(これは公開済み)、宮城が舞台の『Wake Up, Girls!』で、WUG!は第二弾なのですね。もう一つ福島が舞台の『真夜中のスーパームーン』という作品があって、雑誌連載は終了していて、南相馬が舞台とのこと。あまり詳しく情報追ってなかったのですが、こちらの作品も楽しみ。

 聖地巡礼メソッドとしては、『らき☆すた』に『孤独のグルメ』に『あまちゃん』に『北の国から』といった例をあげておられたけれど、少し踏み込むと、これらは本当成功例中の成功例だよなというのが僕の感想。同じ北海道でも、『北の国から』の富良野は凄いけど、例えば『幸せの黄色いハンカチ』の夕張は財政破綻だったりなわけで、中々、成功例だけを見ていても、実際の所は難しいと思う面も多々。山本監督自身も、聖地巡礼メソッドはしょせんはエンタメに寄ってるので、そのエンタメ作品が普遍性を獲得するかはそう簡単に言えないとも分析しておられたけど、この辺りは本当どういう作戦が考えられるのか。アニメ・ドラマなどのメディアブーストは強力だけど、また来たいと思える街であるかどうかや、地元の人達の協力があるかとか、そういう要因も大きいということを語っておられたのには同意見。この辺り、WUG!と仙台のみならず、石ノ森章太郎作品で町おこししてる石巻なんかも僕は興味持ってるのですが(石巻訪問記事)、どう進展させていったものなのか。

 地道に、メディアプロモーションの力も借りつつ「地域の何気ない街角」のようなものに価値を付与していく→観光などを訴求して本来大都市部のような富の集積地で使われたお金を地方などにも行くように調整する→その結果得られたリソースは周辺にも波及させていく……を黙々とやっていく、ということにまずはなるのかのう。

 山本監督が言っていた「仙台らしさ」というか東北全般らしさとして、雪の地方だからというのもあるのか、自己主張するというよりは黙々とやってる感じっていうのは、生まれ、長年暮らしていても本当そんな感じな気がします。その上で、ゆるキャラとかご当地B級グルメもイイのだけど、仙台の場合は素の仙台らしさみたいなものが魅力を誘発するだろう、とも。昔のインタビューで言っておられた例だと、売れるからカレーを売る、特別なメニューを作るとかよりも、自身の「素」として豆腐が美味しいんだったら、豆腐の魅力出して行こうみたいな感じですかね。WUG!プロジェクト自体もそんなノリを感じますが、グローバル資本大襲来の競争世界に対して、豆腐で対抗みたいなノリは嫌いではないです。何とか、負けないようにしないとな感じではあるのですが。

→実質第0話の『劇場版Wake Up, Girls! 七人のアイドル』



→WUG!40P特集の「リスアニ!Vol.18.1 別冊キャラクター・ソング掘



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