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 アニメ『甘城ブリリアントパーク(公式サイト)』第3話「テコ入れが効かない!」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 値下げ、水着プロモーション、動画による炎上マーケティングと次々と手を打っていくものの、集客が伸びたのは一日辺り25人あまり。

 なのだけど、可児江の1000人よりも1001人呼ぶという姿勢にモッフルさんも感じるところがあったらしく、少しずつ何かが変わっていく。夕焼けの中モッフルさんを囲んでいる子供達の絵は、まだ初動だけど、この感想で書いてる所の「輝き」の場の再生の第一歩のようで。

 そういうエンタメに打ち込む姿勢を通して、色んな共同体の再生が描かれていく感じ。オープニングの徐々に手拍子が増えていく演出といい、漸進的に増え、再生されていく作劇なのかなと。一番は京都アニメーション的「輝き」の場としての「甘城ブリリアントパーク」の再生だけど、「仲間」共同体の再生もかかってる感じです。モッフルさん主催の飲み会とか今話時点では四人しか来なくて、『けいおん!(!!)』アフター的に捉えると面白い。学生時代の「輝いて」いた頃は当たり前のように仲間で一緒にいた「共同体」も、大人世界で労働商品同士的な付き合いになると、心からの連帯などは崩壊してしまう。そういうホスト同士の「共同体」の再生も物語に盛り込まれている感じ。「居酒屋さべーじ」は公式ホームページにタカミちゃんがわざわざ掲載されてるのもあり、けっこう作中で重要な「場」なのですよね。あとは、モッフルとラティファが血縁だとすると、「家族」共同体の再生のようなものも含まれてるのかな。

 どこか、炎上動画で再生数いってもそこでのコミュニケーションはしょせん「分断」の中でまだ仮初、とシニカルな視点も背後に感じる作品。だからこそ、やっぱりラストの夕焼けのモッフルに子供達という風景が、いつかあった気がするああいう「場」がイイな、という感じなのですが。

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2014-10-22


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→前回:『甘城ブリリアントパーク』第2話「時間がない!」の感想へ
→次回:『甘城ブリリアントパーク』第4話「秘書が使えない!」の感想へ
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【関連リンク:これまでの当ブログの京都アニメーション作品感想】

『涼宮ハルヒの憂鬱』最終回の感想はこちら
『けいおん!!』最終回の感想はこちら
『氷果』最終回の感想はこちら
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『中二病でも恋がしたい!』(第一期)最終回の感想はこちら
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