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 アニメ『甘城ブリリアントパーク(公式サイト)』第6話「人手が足りない!」の感想です。仙台にて地方遅れ視聴中。

 ネタバレ注意です。
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 オープニングに前回仲間になったドラゴンさんが追加。徐々に手拍子が増えていくのとか、良いです。

 「場」にしろ「人」にしろ、第2話の栗栖が口にした、負け犬との人間関係は切り捨ててより強い人間関係に交換していくべきだという趣旨の台詞に反抗するように、「代替不可能」の価値を模索してると思われる本作。今話でも、いすずさんが「お前はもういらん」と、より新しく、より魅力的な異性に自分が交換されていくという恐怖を、夢という形で描いていたり。そうじゃなくて、京都アニメーション文脈の話を使うならキョンにおけるハルヒのように、誰でもいいわけじゃなくて、ハルヒじゃなきゃダメだ。その代替不可能性こそが、この世界に「輝き」を取り戻す条件なんだ、という話な感じなのですが。

 バイトの面接に現れた面々も、だいたいが「代替不可能」ネタ関係だと思いました。

 市長選挙で敗北した元政治家、高校野球で敗北した少年、オークロとキャラが被る覆面レスラー、元AV(アニマル・ビデオ)女優安達映子など、続々と登場。覆面レスラーがオークロとかぶるっていうのは、ようはゼロサムゲームで一つの席を取り合って優れた方だけが生き残るという「代替」ネタなのですが、キャラかぶっても採用というのは面白いな。そこまでして代替可能な消耗品じゃなくて「その人間本体を見る」価値推しなのですが、それはつまりは、それぞれの元いた場所ではより優れた人間に交換されてしまった、敗北者たちの集まりなわけで、この集団でどう逆襲していくのか。面白い。

 AV業界も実際、現在はあっという間により人気のAV、AV女優に代替されていってしまうという人間の消耗品化著しいジャンルだったりで、モッフルたちがスマホでAV検索する様は、第2話で消耗品を値踏みするようにスマホでテーマパークを検索する消費者に重なる感じで。その流れを、アニマル・ビデオネタでかわしてくるのは上手い。本当なら、元の職場、既存の社会の枠組みの中で敗北してあぶれた人達の行き場・受け皿は、人間消耗品的な搾取労働ではなくて、甘城ブリリアントパークのような「場」であってほしいというのは理想として思い描きたいわけで。

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→前回:『甘城ブリリアントパーク』第5話「お金が足りない!」の感想へ
→次回:『甘城ブリリアントパーク』第7話「プールが危ない!」の感想へ
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【関連リンク:これまでの当ブログの京都アニメーション作品感想】

『涼宮ハルヒの憂鬱』最終回の感想はこちら
『けいおん!!』最終回の感想はこちら
『氷果』最終回の感想はこちら
『Free!』(第一期)最終回の感想はこちら

『中二病でも恋がしたい!』(第一期)最終回の感想はこちら
『境界の彼方』最終回の感想はこちら