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 「週刊少年ジャンプ」6・7合併号掲載の「ONE PIECE(ワンピース)」第772話「キャベツ&ロメオ」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 まず六法さんのこちらのツイートを引用。↓

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(引用)

ワンピの今の展開って最終的に白ヒゲの時みたいな大艦隊による決戦を行う事を想定した麦わら海賊団の協力者艦隊の顔見せなんだと思うけど、ドフラ海賊団っていう試し割に失敗してる連中は脱落と見ていいのかな。 ロメオ(と配下のギャング)、キャベツ海賊団、八宝水軍あたりがとりあえず確定?

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 加えて、ドフラミンゴとの現在のエピソードは、「おれの牴搬沖瓩澄廚反頼できるのは幹部たちだけと「閉じこもった」ドフラミンゴと、闘技場の面々を中心に既存の麦わら海賊団のメンバー以外をもどんどん惹きつけていく「外部をも巻き込んでいく」ルフィとで、「仲間」に対する対比の構造が描かれてるなと思って読んでおりました。海賊王の器として、ルフィの方が大きいって描写だと思うのですね。

 だから、ドフラミンゴにとっての「閉じた」幹部たちが、ルフィにとっての(最初は)「外部の」人でしかなかった一見ちょい役のキャラクターたちに敗れていくっていうここ数話の展開は、上記の対比とテーマ上、ドンピシャの展開だと思うのですね。「鳥かご」も「閉じ込める」ドフラミンゴと、それを撃破って「外とリンクしていく」ルフィとで象徴機能を担っているように思います。そしてさらに遠景には、天竜人としてマリージョアに「閉じこもって」いた方が良かったのか? というドフラミンゴの父の物語を通した、「閉じこもるか」「外に出ていくか」も重なっていく感じで。

 「家族」ワードはテーマとして「白ひげ」のエピソードの時にも強調されていた要素で、以前こんな記事を書きました。↓


『ワンピース』のドグマ


 同じ「家族」ワードでも、外部のエースを寛容に受け入れていたのが「白ひげ」で、ルフィはどちらかと言うとこっちよりなのですね。

 上の記事で、「家族」みたいな人と人の繋がりの紐帯は、夢を追うこと(それこそ「海賊王になる」的な)で壊れていってしまう側面があると書いたのですが、その後の連載を読んでいくと、ルフィっていうのは、作中のテーゼ、「悔い(杭)なく生きる」「この海で一番自由な奴が海賊王だ」を志向して生き抜けることで、逆に人と人との繋がりを拡充していく存在として描かれているのかなと感じています。

 個人の志向を追っていくという意味で「自由」の価値観を推しているようなのだけど、その対価として壊れていくのが指摘されてる共同体(個人の夢を追って上京すれば地元の家族共同体や地域共同体は壊れるみたいな話)の方も、ステージアップした次元で大切にしていくみたいな話で、面白いなと思って読んでおります。

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