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 アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ(公式サイトニコニコチャンネル)』第1話「Who is in the pumpkin carriage?」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 原作モバイルゲーム未プレイなれど、これは! 最終回が桜のシーンで終わったアニメ『アイドルマスター』(2011年にやっていた方)から桜のシーンが印象的に使われてる今作第1話という流れなど、ちゃんとアニメ『アイドルマスター』の続編にもなっている! 主人公の名前も前作が春香で、今作が卯月(四月)で、「春」繋がりで重ねていますしね。

 アニメ『アイドルマスター』が、終盤765プロという共同体が壊れる方に一旦向かって、最終的にそれを春香がキーになって、再生、というかその共同体、その仲間たちと再契約する物語として締められていたのですが(アニメ『アイドルマスター』最終回の感想参照)、今作冒頭、卯月は一緒に稽古していた人たちは辞めていっちゃっていて、レッスン室にポツンと一人でレッスンしてる所から始まっているのですね。これは、バッドエンド春香みたいな文脈ですよ。背景の広告で、春香たち765プロがあれから三年ほど経っても(いわば前作最終回のアフター)まだあの共同体の仲間でやってたりするんだなというのが分かって嬉しい反面、今作第1話時点では何の共同体もない、武装、笑顔のみの卯月が悲しい。

 そういう風に天海春香=島村卯月と重ねて描いた上で、前作が765プロという共同体が既にできてる所から始まったのに対して、今作は卯月が最初の共同体と出会うまでをも物語として描く模様。その流れで、まず最初に渋谷凛と出会うのですよ。何、もうこれ、卯月×凛運命じゃん!(百合脳)

 そういう流れで、メインキャラクターなどは入れ替わってるけれど、文脈とか主題では繋がってもいるという、前作『アイドルマスター』と今作『アイドルマスターシンデレラガールズ』は、『ドキドキ!プリキュア』と『ハピネスチャージプリキュア!』の関係みたいな感じでしょうか(プリキュアファンじゃないと分かりづらい例え)。こういう風に作る場合、文脈を乗せた上で今作なりに表現したいものはあるであろうということで、とりあえずは、前作『アイドルマスター』よりも、より普通の女の子というか一般人が(何らかの意味で)アイドルになる(なにしろコンセプトが『シンデレラ』なので)という辺りに力点が置かれてる感じ。

 今話で既に卯月が何でアイドルになりたいのかを問われるシーンがあるけれど、より普通の人なりのアイドル性の獲得って何なのか? って辺りを、基本的には大きい会場でライブもやるというような意味でのアイドルに一応は辿り着いていた前作『アイドルマスター』とは、また違った魅せ方で見せてきそうで楽しみなのです。

→ファーストセット



→島村卯月



→次回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第2話「I never seen such a beautiful castle」の感想へ
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