ブログネタ
アイドルマスターシンデレラガールズ に参加中!
 アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ(公式サイトニコニコチャンネル)』第9話「"Sweet" is a magical word to make you happy!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 第7話(感想)で未央視点でやった、一人一人のお客さんと丁寧に向き合うという話を、智絵里視点で改めて描いた一話。

 一応、ギャグ調になってるけど、客を全部カエルと思えというのは、一人一人を丁寧に見てないという意味でネガティブ描写よりなのですね。

 そんな智絵里の課題がある中、第1話から、この「一人一人」が違うし丁寧に尊重されるべき存在だという話に花の比喩を使っている作品でした。

 お菓子ネタになると個性を発揮するかな子、理数に強い、アニメに強いとただの引きこもりじゃない個性を発揮していく杏と、それぞれの花が咲くのが描かれる中、最後まで残った智絵里が「シロツメクサ」を正解するというエピソード。目立つ類の花ではないけれど、そこはかとなく咲いてることで幸せを届けてるという意味で、智絵里を連想させるようになってるのだと思うのですね。卯月の艶やかでなくともアネモネのように、も良かったですが、それ以上にともすれば地味かもしれない花でも、それすらこの作品では是としようと。

 そういう流れが描かれた後、智絵里は客席をみんなカエルとして見ていた状態から、卯月、凛、未央ら個人を認識すると、一歩踏み出せた所で終劇。

 第7話のプロデューサーが未央に丁寧に時に一歩踏み込んで接する態度、未央のお客さんに一人一人の顏が見えるようにと接する態度、第8話のプロデューサーが蘭子という個人の世界、その人なりの花を尊重するということ……と積み重ねてきた上での今話、智絵里本人が目立たずとも一つの花として咲き始めるのと、智絵里が客席の一人一人を見えるようになったのが同期して描かれてる良いエピソードでした。アネモネ×シロツメクサみたいな花擬人化的な趣でも良い感じ。

→Blu-ray



→figma



→前回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第8話「I want you to know my hidden heart.」の感想へ
→次回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第10話「Our world is full of joy!!」の感想へ
『アイドルマスター シンデレラガールズ』感想の目次へ

アニメ『アイドルマスター』(2011年にやっていた方)の感想目次へ

2014年にふれたアニメ作品ベスト10へ