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 アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ(公式サイトニコニコチャンネル)』第19話「If you're lost, let's sing aloud!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
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 北条加蓮、神谷奈緒と凛が歌っている所で膝をギュっとしてしまう卯月。「解散」という言葉に過剰に反応してしまう卯月……と、この作品自体が「物語冒頭では閉じたレッスン室で一人きりだった卯月」が起点にある作品だけに、最後のストーリーも卯月が所属共同体はバラバラになっていってしまうのか、自分は孤独に頑張るしかないのか、という視点に収束していく模様。第一話がまるまる卯月と凛の出会いのエピソードで、ファイナルストーリーも卯月と凛の関係に戻ってくるというのは綺麗な構成。

 また何度か感想でも書いてきた通り、北条加蓮自体が中学時代は病弱で所属共同体がなかった人で、閉じたレッスン室で一人きりだった卯月と「孤独」で重なるポジションにいるように配置されているキャラクターと思われます。そこに凛が手を差し伸べている状況なのだけど、差し伸べる凛の手は一つしかないのかもしれない……という描き方。

 そのような、「人間関係のゼロサムゲーム」が、北条加蓮に凛を取られてしまうかもしれない卯月と、木村夏樹達の新しいバンドに李衣菜を取られてしまうかもしれないみく……とを重ねて今話で描かれておりました。

 卯月に先行してみくが出したあり方は、今話自体がみくエピソードだった第16話(感想:魂を殺して同調化圧力に屈してる人にはウサミン星からの電波は届かない)と対になってるエピソードだったこともあり、「信じて待つ」というもの。第16話では李衣菜がみくを信じて待っていたけど、今話ではみくが李衣菜を信じて待つ。そうして、信じて待たれた方の行いが、第16話では安部菜々さんを力づけ、今話では木村夏樹さんを力づけ、共同体は新たなステップへ。まさかの、みく、李衣菜、安部菜々さん、木村夏樹さんで、「真・アスタリスク」的な共同体にヴァージョンアップするオチに。ここ数話で描かれていた、カッコイイ系モードに可愛い系モードを合わせる城ヶ崎美嘉、園児の服装にギャル系を合わせる城ヶ崎莉嘉、切子細工にお菓子や花を合わせるかな子に智絵里……と、解法は「複合化してヴァージョンアップ」という方向の模様です。この後、卯月の共同体が再び壊れかけるメインストーリーが待ってるのだと思うのだけど、その時「魔法」がない状態で卯月がどう立ち上がれるのか、先行して仕込みを色々描いている段階という印象です。

 ちなみに美城常務に関しては、力が足りてない悪役・ライバルポジションというよりは、少しずつ彼女からアイドル達が離れていく……という展開を意図して第2クールでは描いており、「最後は一人になる」というバッドエンド卯月のifのポジションとして描いているのだと思います。島村卯月、北条加蓮、美城常務という三人が、「やがて孤独になる(そしてかつて孤独だった)」フラグを持つ三人として、第2クールでは重ねて描かれているのですね。なので、打倒する敵というよりは、救済対象ポジションなのかなと今のところ思っております。

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→前回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第18話「A little bit of courage shows your way.」の感想へ
→次回:『アイドルマスター シンデレラガールズ』第20話「Which way sholud I go to get to the castle?」の感想へ
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