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 アニメ『ハイスクール・フリート(公式サイト)』第12話(最終回)「ラストバトルでピンチ!」の感想です。

 ネタバレ注意です。

 今回はTwitterの投稿を掲載する+付記みたいな形で。
 ◇◇◇

(最近だと、『無彩限のファントム・ワールド』がもろにこのタイプの作り方をされておりました。受け手側次第でおっぱいアニメの方向にも受け取れるし、『ハルヒ』文脈の総決算みたいな方向にも受け取れるという。それこそ、劇中で言及されていた「クラインの壺」の見え方の違いのごとく。→参考:『ハルヒ』放映開始から十年、京都アニメーションがここまで進めた「日常」と「非日常」にまつわる物語〜『無彩限のファントム・ワールド』最終回の感想(ネタバレ注意)

 その他の見どころとしては、最終回にちゃんとミーちゃんとテア艦長が来てくれて良かったですね(実はミーちゃん派だった?!)。「家族」的な二人が分断されていたのを明乃と晴風が助っ人になってくれて再会できたので、今度はお返しに明乃ともえかが再会するのを助っ人に来てくれる。テア艦長の台詞は「借りを返す」。この仁義感はミーちゃん経由の邦画経由なのだろうか。

 そして、ずっと「ネコ=この作品では『日常』の象徴」説を唱えていた身としては、「日常」(=陸)への帰還シーンでちゃんと五十六が印象的に描かれて良かった。

 個人的には、最後に使うのは噴進弾ではなく五十六を砲弾として装填して五十六砲を発射してくれたりしても盛り上がったんだけど(え)、本作の作品内「ファンタジー−リアリティ」度調整では、そこまではアウトだった模様。

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→前回:あの日欠けてしまった人の日常(=マヨネーズ)に私がなるということ〜『ハイスクール・フリート』第11話「大艦巨砲でピンチ!」の感想へ
『ハイスクール・フリート』感想の目次へ

【関連リンク1:当ブログの吉田玲子さんシリーズ構成・脚本作品の感想】

『けいおん!』と『ハナヤマタ』で重ねられている演出とその意図について
『けいおん!!』最終回の感想はこちら
『SHIROBAKO』(シリーズ構成ではなく同テーマのキー話の脚本)の感想へ
『けいおん!(!!)』シリーズ構成の吉田玲子さん脚本による「バッドエンドけいおん!」を浄化する物語〜無彩限のファントム・ワールド第7話の感想(ネタバレ注意)

【関連リンク2:当ブログの2015年アニメーション作品ベスト10記事】

2015年アニメーション作品ベスト10〜共同体から零れ落ちた人間にも、それまでとは違うカタチなりの祝福を(ネタバレ注意)