スヴャトの最後の旅立ちの日は、白菫(しろすみれ)色の雪が、音もなく街を包んでいた。

 誰にも告げずに行こうと思っていたのに、どういう経緯で察知したのか、「S市」の駅のペデストリアンデッキの所まで、ジョーが追ってきた。

「行く、のか」
「そうだな」
「『宇宙の果て』に?」
「そういうことに、なるかな」

 全ての準備を終えていた。向かう先はアルティナードルグ城跡である。ヴァルケニオンとの最後の戦いが待っている。ジョーとも、これが最後の会話になるかもしれない。

「なあ。ジョーよ」
「ああ」
「ワシはな。『特別』な人間になりたかったんだ。世界を救いたいと思っていた」

 第248節(第245節)「過去編――二〇〇六年〜君に明日を託す」/「カクヨム」および「小説家になろう」にて4月8日(土)に公開。(小説『非幸福者同盟』)


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 ティザー的に。

 長かった第十一話「君の名前は」も、この節を入れて残り五節となります。

 「過去編」に関してはこれがラスト2ですね。

 そのままラスト二話に突入していく予定です。

 読めるところをまとめておきますね。↓


小説『非幸福者同盟』/カクヨム

小説『非幸福者同盟』/小説家になろう

小説『非幸福者同盟』イントロダクション&登場人物紹介


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