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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記です。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 メインシナリオを読み進め中です。

 面白いです。

 10年前に(PS2版から入った)夢中で『/stay night』を読み進めてたのを思い出していたりです。

 以下、メインシナリオの「第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテム」ラストまでのネタバレ注意です。
(ストーリーの感想、ここから。/)


 世界には……。
 私の剣でも、破壊されないものが…在る、か。(アルテラ)



 ローマ帝国栄えしA.D.0060の「七つの丘(セプテム・モンテス)」。

 史実・正史だとこの時期にローマ帝国を脅かすほどの敵対勢力はなかったはずなんだけど、この特異点・偽史では「連合ローマ帝国」なる脅威がローマ帝国に迫ってきており、プレイヤーとマシュは聖杯の探索も兼ねて、ローマ帝国側、赤セイバーさんこと第五代皇帝ネロ・クラウディウスに加勢して「連合ローマ帝国」と戦ってゆくというストーリー。

 今回も「本物」VS「偽物」の構図で、プレイヤーは「本物」側に付く構図なのですよね。「第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアン」で、プレイヤーは「本物」のジャンヌ・ダルクさん側に加勢して、「偽物」のジャンヌ・ダルク・オルタさんの勢力と戦う……という構図だったのと同じく。

 「偽物」・「偽史側」の敵勢力「連合ローマ帝国」は、様々な時代の「皇帝」・「王」的な英霊たちがオールスターズ的に率いている軍勢で、この「オールスターズ的想像力」そのものが、うわっ! 「偽物」の! 「虚構」の想像力! と、僕なんかは『仮面ライダーディケイド(感想)』を思い出すわけですが(え)、それはそれとして、敵側という位置づけですが、「人類史上の『王』(ただ、比較的この時代近辺)のオールスターズ」という勢力には燃えるものがあります。

 カエサル(『ガリア戦記』の著者)、カリギュラ(第三代ローマ帝国皇帝)、レオニダス二世(スパルタの英雄)、アレキサンダー大王(マケドニアの大王)、初代ローマ皇帝ロムルス……と、錚々たる面々が敵側の「連合ローマ帝国」側に。

 カリギュラさんとか、ストーリーの流れ上、謎の姪萌えバーサーカーおじさん(え)みたいな中ボスにも満たないみたいなポジションになってるけど、この人だけでも実際はけっこうな英霊だよな……。

 最終戦第一弾の相手が(ローマの)建国王ロムルスなのですが、これも、「自分のルーツとの戦い」という構図になってます。

 やっぱり、この作品、奥底に通底しているものに『Fate/stay night』の「Unlimited Blade Works(凛ルート)」のラストで、原典・正統者・全ての物語のルーツであるギルガメッシュに向かって偽物(フェイカー)衛宮士郎が模造の剣製で猛攻を仕掛ける……というシーンのスピリットがあると思います。↓


参考:レアルタ・ヌア感想/プレイ日記25−凛ルートエンディング編−/TYPE-MOON別館ブログ


 衛宮士郎が(衛宮切嗣のものでしかなかった)「偽物」の物語で、それでも守りたいものがあると全ての物語のルーツである「ギルガメシュ叙事詩」に猛攻を仕掛けたように。

 「第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアン」で、ジル・ド・レェの願望が生み出した虚構の身の上なれど、ジャンヌ・ダルク・オルタさんが自分のルーツである本物のジャンヌ・ダルクさんと戦ったように。

 で、「偽物」と「本物」の話が入れ子構造になってるというか、その二つが「二項対立」にはなってないのがこの作品の深みかと思いますが、(ローマの)建国王ロムルスはネロのルーツに当たる人物という意味では「本物」「正統者」「ルーツ」ですが、この特異点・偽史「第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテム」の世界では聖杯によって出現してるだけの「偽物」「虚構」(「正史」ではこの時代にいるはずがない)側の存在です。

 そこから、一気に「第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアン」と同じく、物語は「世界の仮構性(虚構性)」の話になっていきます。

 大まかには、この世界も「仮」のもので「偽物」チックで、いつか終わるんだよね……という話なのですが、この「仮構性」にはいくつかの構図が重ねられて表現されていると思います。

 ざっとでも、

・この「第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテム」という世界も仮構・虚構のもので終わりがくる。

・正史のローマ帝国にもやがて終わりがくる。

・それと重なるように劇中では2016年に世界の終わりがきてる。

・メタに劇外の意味でこの『Fate/Grand Order』というゲームも仮構・虚構でいつか終わりがくる。

・リアルで生きてる我々の命にも、いつか終わりが来るという意味で仮構的で儚いものなのかもしれない。

 このくらいを遠景に重ねた上で、特に二番目、「正史のローマ帝国にもやがて終わりがくる」が意識される展開として、この「第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテム」のラスボスは召喚されたアルテラさんになります。実際にローマ帝政末期(に象徴される西方世界)を危機においやったフンの大王、アッティラ・ザ・フンですね。ネロの時代より、だいぶ後のことですけど。

 この、正史でもローマ帝国の脅威となる存在という意味で「本物」の正統者でありながら、この「第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテム」では召喚されただけの「偽物」であるアルテラさんと、正史では「本物」の第五代ローマ皇帝(=ローマを守る者)であるネロさんが、プレイヤーとマシュの「英霊を召喚する」という「偽物」的な力を借りて戦う……という構図の熱さが伝わるでしょうか。ボス戦の音楽もよくて、けっこうウルっときましたよ。

 ウルっときつつも、まあ、セイバークラスのアルテラさんだけど、バーサーカーでイイかとフレンドのノウライトさん(Twitter)の謎のヒロインX・オルタさん(Lv90)で瞬殺しました。

 ロシア・東欧・ドイツを結ぶ大帝国を築き上げたフン族の大王も、宇宙(スペース)感漂う謎のヒロインX・オルタさんには敵わなかったんだぜ……。

 そういうわけで、大まかなストーリーの構造は一応、人類史(正史)に貫入してくる特異点(偽史)を修復していく……というものなのですが、全体としては、必ずしも偽史的、虚構的、仮構的、「偽物」的想像力を否定しない、むしろ、そういうのも必要じゃ? という作品だと感じ始めています。

 マシュからして、デミ・サーヴァントという設定が、「本物」と「偽物」が縫合された存在、「二重存在」って感じがしますしね。

 古参のTYPE-MOONファン向けには、テーマ的に『Fate/hollow ataraxia』と近いと感じます。あの作品、仮構世界から出よう、リアルでがんばろうという方向というよりは、仮構世界にも意味はあるんじゃないか? 方面の作品だというのは僕もプレイ時そう感じましたし、各種奈須きのこさんのインタビューでも語られていたりです。

 あるいは『魔法使いの夜』ですか。


<以下、『魔法使いの夜』のネタバレ>

 あの作品、青子が第五魔法「青」で、「本物」の時間を五分だけ吹き飛ばすのですね。

 なので、その後の世界は「本物」ではない、「偽物」的な、仮構的な世界になってる……って作品なんだと思ってます。

 それでも、「仮構」的な世界には意味がないのか? そもそも、草十郎、青子、有珠の共同生活が「仮」の時間として描かれています。意味は、なかったのか?

 これ、結論は『魔法使いの夜』の続編待ちなんですが(え)


参考:『魔法使いの夜』の感想/TYPE-MOON別館ブログ

</『魔法使いの夜』のネタバレここまで>


 個人的に(リアルの方で)あの辺りに行ったことがあるので、イタリアの地図とか出てきて、知ってる地名、知ってる伝説・物語、知ってる英雄などが出てきて楽しいという、純粋な娯楽体験としても満ち足りておりました。ブーディカ姉さんもステンノさんもイイよね。

 FGOやってると歴史の本とか読みたくなりますよね……。

(/ストーリーの感想、ここまで。)

 メインシナリオ読み切っちゃおうと思ってるのですが、霊基再臨させたバーサーカーのヴラド三世さんがだいぶ強い点。FGO廃人の域に踏み入れかけている(え)フレンド陣がめっちゃ強い点から、けっこう、次の「Fate/EXTRACCC」コラボイベント(参加条件が第一章クリア済みとなってる)まで行けるかも? という気がしてきております(甘い!?)

 「第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテム」をクリアしたので、マシュさんも霊基再臨してLv上限が開放。フフ、このために「ぐだぐだ明治維新」で貯めたアイテムを種火に交換していたのさ。

 しかし足りない。そう、基本的に、種火が足りなくなるゲームなのさ!(キリッ)

→アンソロ



→アニメ



→前回:FGO感想・プレイ日記6〜ヴラド三世さんを育てようかと思ってた頃(ネタバレ注意)へ
→次回:Fate/Grand Order/感想・プレイ日記8へ
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『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)
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