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Fate/Grand Order に参加中!
 相羽です。

 メインクエストを「第五特異点A.D.1783―北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」までクリアしたので、現在開催中のイベント「復刻:鬼哭酔夢魔京羅生門ショート版」に参加が可能に。

 さっそくイベントでゲットした「鬼瓢箪」を霊基再臨(Lv上限突破)素材「竜の牙」に交換して(足りてなかった)ようやく星5沖田総司さんが霊基再臨第三段階に。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 セイントグラフも進化。次はいよいよ最終再臨です。沖田さんが初最終再臨サーヴァントになるかな? イシュタルさんに今後の全リソースつぎ込みたい気持ちもあったりですが。

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記です。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 現在「第五特異点」までクリア済みですが、まずはプレイ日記の順番的に今回はメインクエスト「第三特異点A.D.1573―封鎖終局四海オケアノス」の感想をば。
(ストーリーの感想、ここから。/)

 前回の感想で「第三特異点」は「島(に象徴される「世界」)」を回る話だと書いたのですが、より中心的なモチーフは「船」だったと感じた読了後です。

 主人公とマシュが乗り込むフランシス・ドレイクさんの「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」もその一つですが、色々な「船(=世界観)」と遭遇していく……という物語になっておりました。

 「黒ひげ」、エドワード・ティーチの「女王アンの復讐号(クイーンアンズ・リベンジ)」が出てきた辺りで既にインフレ気味の高揚があったのですが、それすら中ボスポジションで、ついにギリシャ神話の「アルゴー船」が出てきたのは超インフレ! って感じで燃えました。

 物語り作りする人にとって「ギリシャ神話」にはあらゆる物語の原点的エッセンスが詰まってるから押さえておこうとは物語作りを志向する人間にはわりと有名な話なのですが、そういう話を差し置いても奈須きのこ氏とかも(僕よりは年上だけど)『聖闘士星矢』世代だと思うので、この辺りは『星矢』とか経由で子供の頃にギリシャ神話なんか読んだことがあって、そういう体験がFGO(というかFate)的物語作りに反映されてるんじゃないかとか想像したりしました。

 僕も『星矢』きっかけで興味もって小学校の図書館のギリシャ神話全部読んだりしてた子供だったので、FGOの熱さは響きます。そりゃ、アルゴー船出てきたらヘラクレスも乗ってるよ! とか読んでて盛り上がりましたよ。

 ちなみに僕が個人的に縁あってよく自分の創作にも出してるスロヴェニアという国ですが、首都のリュブリャナの象徴が「竜」で(紋章にもなってる)、この「竜」の由来にはいくつか説があるのですが、一つはギリシャ神話のアルゴー船が遭遇した「竜」だと言われております。まさに、魔女メディアが魔法で眠らせた「竜」じゃないか。個人体験とも色々繋がってFGO熱い。

 この「第三特異点」の「船(=世界観)」モチーフ、おそらく「アルゴー船」の奥に直接は登場しないもう一層奥があって、たぶん聖書の「ノアの方舟」ですね。

 ダビデの宝具が「アーク」で物語の一つの鍵になってるのですが、「アーク(Ark)」には色々な意味がありますが、その一つで重要なのは「ノアの方舟」の意味です。

 で、ここではおそらく「選別」のニュアンスが遠景に感じられるニュアンスで物語に組み込まれていて、「方舟」には選ばれた者しか乗れないと。

 その、閉じた、限られた「場所」を奪い合う世界観を、「星の開拓者」であるフランシス・ドレイクさんなんかが新たな航路を発見することで、「場所」の可能性を切り開いていく。その人類のあり方は肯定的に捉えられまいか? っていう物語なのですね。

 既に「第五特異点」も読了済みですが、「第五特異点」のエジソンも同じニュアンスです。限定救済ではなく、航路を切り開いたり、大量生産したりで、普通の人、弱者も、願わくば全員を救える世界を目指す。この辺りは、『Fate/stay night』の衛宮士郎の理想(それは衛宮切嗣の理想の模造でもあるのだけど)を人類規模で(そして「戦い」とは別の方法で)継承していく物語のようで熱い。

 最後はこの「特異点」で共に冒険してきたドレイクさんやサーヴァントたちとも、やはりお別れエンドなのですが、相変わらずこの、「この世界は仮構に過ぎない/でも儚い仮構だとしても何か意味はあるんじゃないか」の二つがせめぎ合っているようなラストはしんみりとした残留感があってよい。

 これまでお別れしてきたジャンヌさんとかネロさんとか今回のドレイクさんも含めて、それでも「なくならないもの」があって、それを「人理」という言葉に結び付ける感じになってゆくのかもしれない。それらは、『Fate/stay night』のセイバールートでセイバーさんとお別れになる結末の後でも士郎に残っていたものと同種のものなので、やはり『FGO』も『Fate』という物語だと感じる次第なのです。

(/ストーリーの感想、ここまで。)

 イベント「復刻:鬼哭酔夢魔京羅生門ショート版」は「竜の牙(謎のヒロインXさん用)」「八連双晶(イシュタルさん用)」「蛇の宝玉(ギルガメッシュさん用)」と、現在僕が保持している星5サーヴァントの霊基再臨素材が手に入るので、あと三日しかないけど(木曜まで)ここでできるだけゲットしておきたい。

 戦力を強化して高難易度と噂の「第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロット」に臨みたい。

 ちなみに「第五特異点」まではフレンドのノウライトさん(Twitter)のマーリンさん(Lv90)が活躍してくれたこともあり、ボス戦でもそんなにもコンテニューせずにこられました。「王の話」をしてもらって、沖田さんとかヴラド三世さんで殴る! という作戦でだいたいいけました。

 僕のフレンド欄のアサシン枠に「山の翁(Lv90)」が並んでて怖いのですが(主に、彼・彼女らの課金的な意味で)、ワイバーンとか巨竜とかライダークラスの敵が出てくる度に、僕の謎のヒロインXさん(アサシン)も加えて殴りまくるというのが楽しかったりもしました。翁はイイね……。デカいのにアサシンというのがイイ。

 自前のライダー、ランサーの星5枠がいないのが現在の課題です。ライダーは星4すらいないよ。理想を言えばオジマンディアスさんとスカサハさんが欲しいが、復刻のタイミングはないのだろうか。

 というか、今後どんどん自分の好きな歴史上の人物が来る可能性があるので、それが怖い。ブラヴァツキー夫人がいるんだから、ツィオルコフスキー(ロシアの思想家)とかあり得るよな……。最近は東洋系もありっぽくなってきてるので、龍樹(ナーガールジュナ)とか仏教系ももしきたら惹かれるものがある……。

 アンデルセンとかシェイクスピアがありなんだから、オルコットとかモンゴメリが出てきてもおかしくないし、そうしたら少女小説ファンブログとかやってる身として逃れられないしな……。どうやって攻撃する(宝具)かは分からないですが。アンとかダイアナとかルビーギリスとかが出てきて殴るの?(プリキュア脳的発想)





→もっとガチで本格物語論とかやりたい方向けにはこの辺りがお勧めです



世界宗教史(8冊セット) (ちくま学芸文庫 エ)
ミルチア・エリアーデ
筑摩書房
2000-10


→前回:FGO感想・プレイ日記8〜イシュタルさんをゲットしていた頃(ネタバレ注意)へ
→次回:FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)へ
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『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)
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