townslightshyoushi

 相羽です。

 昨年夏に(ほぼ)毎日更新でWEB連載していた小説『こちら街アカリの復興部!』の「改稿版」を、改めてWEB連載中です。

 今回から新しく読んでくださる方はもちろん、昨年のヴァージョンから今回の改稿版はだいぶ変わってるので、もう一度読んでやるかという方も各々のタイミングで読んでやって頂けたら喜びます。「ノベラボ」様は(スマホからも)縦書きで読む仕様で、けっこう雰囲気がありますよ。

 本日は……第30節/歓楽街に、現る (3,383文字)をアップです。本日は「青春・友情」9位、「総合(すべて)」82位ありがとうございます!

 この後も、毎週、月、水、金に一節ずつ更新の予定となります。

 小説『非幸福者同盟』ともども、こちらの方もよろしくお願いします。

 「ノベラボ」様で読むページはこちらをクリックでお願いします。↓


こちら街アカリの復興部!/ノベラボ


 以下、軽く去年公開していたヴァージョンと今回の「改稿版」の違いなどについてライナーノート。
・第30節/歓楽街に、現る

 →手を差し伸べること。言葉をさしのべること。

 第一章で焔を手助けに現れる灯理と、今回最終章で真雪を手助けするために現れる焔……のシーンが重なる構成となっております。

 五人が名乗り上げるのはいわゆる「戦隊もの」のフォーマットで、ちょっと本作のリアリティレベル的にどうかなとも思ったりしましたが、「街アカリ」五人の存在を「虚構(フィクション・イメージ)」よりに描いた箇所として採用。最終章ここから特に、「虚構(イメージ)」と「現実(リアル)」の相補ネタが中心の最終戦となります。


---

「ま、どうして俺がこんな強い言葉を使えるかって言ったら」

 焔の態度は今度はどこか穏やかで。真雪に、彼女と一緒にいられなかった時間にも、何か良いことはあったのだってことを、報告でもするかのように。

「俺は今はもう、独りじゃないからなんだけどね」

 直後、「エメラルド」の店内が暗転する。

 暗闇に包まれた時間は、わずかに数秒程度。

 そして、次に灯りがついた時。

 店の一階フロアの四方に、その四人は立っていた。まるで最初から、気づかれずにそこにいた、とでもいうように。

 現れた、グレーとブラックを基調とした様式(モード)に包まれた「制服」を纏った男女。東西南北に、悠未、灯理、祈、奈由歌の四人が、それぞれの姿勢で佇んでいた。あるいは、自然界の絶対王者、獅子を葬るために、人間という知性ある弱者が陣形を敷いているかのごとし。

「何者だぁねぇい」

 獅子堂は、既にこの夜は荒事になるのを察知したのか、スーツの上着を脱ぎ始めていた。中から、人間の範疇を超えた強靭で柔軟な肉体が顕わになる。

「ユーミ、聞かれてるぞ? 名乗った方が、いいんじゃないか?」

---


 そんな感じで特撮作品だったら名乗ったところでCMに入る的な節w。

 終劇まで残り五節となります。

 「改稿版」、よろしくです!↓


こちら街アカリの復興部!/ノベラボ