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 相羽です。

 イベント「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜ライト版(こちら)」、まずはこちらはイベントの第一部という扱いですがメインストーリーをクリアいたしました。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 猪と戦ったり、ああ、『hollow ataraxia』の時のサーヴァントの記憶って『FGO』でもうっすら残ってる設定なのね……としみじみしたりもしておりました。(セイバーさんのサッカーのくだり)

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記です。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 さて、このイベント「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜ライト版」。

 楽しい水着イベントですが、ストーリーの方は『FGO』メインクエスト全体、「序章」〜「終局特異点」までのテーマと連動していて、けっこう凝ったものになっているという視点から感想をば〜。
(ストーリーの感想、ここから。(ネタバレあり)/)

 今回のイベントの「島」が「地球」の比喩で、「島」を「開拓」することは「地球」に「文明を作る」ことの比喩になっています。

 で、面白いのはプレイヤーとサーヴァントたちは「人間」の比喩ではなくて、「神様」の比喩になっているのですね。

 2016年時点のこのイベントの配信時期からして(夏時点、第七特異点配信の前)、ざっくりとは「第七特異点B.C.2655―絶対魔獣戦線バビロニア」の構図を圧縮して先に提示していたものがこの水着イベントだとみて間違いないと思っております。

 「三女神同盟」側(神側)が、プレイヤーたちなのですね。

 第七特異点の女神が三人なのに対して、水着イベントの女神が九人(これには少しギミックがありますがそれはまた機会があったら)なのも、リアルの方でよく論じられる、「アイドルは信仰の対象という点で宗教に似ている」という論の写像かと思います。

 第七特異点が三人組女神アイドル(古くはキャンディーズからよくある人数構成)なのに対して、水着イベントは九人組の女神アイドル、まあ、『ラブライブ!』のμ's(ミューズ)のパロディですよね。たぶん。


参考:AKB48・μ'sが敷いたアイドル「システム」をブチ殺す(え)段階に入る? 10年代後半型アイドル達:『ラブライブ!サンシャイン!!』・『アイカツスターズ!』そしてSCK GIRLS


 で、プレイヤー&サーヴァントたちが「神様」側だとすると、この島で「人間」に相当するのが「うりぼう」さんたちで、「魔獣」に相当するのが「魔猪(まちょ)」です。

 第七特異点が、地球の繁栄を握るのは「人間」か? 「魔獣」か? という構図で、当初「神様(三女神同盟)」は「魔獣」側についてる(ように見える)という構図なのですが、「地球(島)」でどの種族が繁栄するかの決定権なんて、「神様」が持ってるんだよという(物語冒頭の)前提を表現してる構図なのですね。

 そこには、「人間」と「魔獣」、どっちが栄えるのか? 「うりぼう」と「魔猪」、どっちが栄えるのか? 過酷な「生存競争」しかない。『Fate』シリーズ自体が扱ってる題材の一つに「生存競争」があるというのは、いくつかのインタビューで作り手側も述べておられる通りです。

 水着イベントではラストでマリーさん(神様の一人)の「わがまま」の決断で、「島」では「魔猪」ではなく「うりぼう」が栄えることになって、神様たち(九人の女神たち)は去って行き、第七特異点で「神様」の時代が終わり「人間」の時代が始まったのよろしく、「島」では「うりぼう」の時代が始まったっぽいけどさてはて……という第一部のラストまでですね。

 巧妙なのが、「開拓」の途中に「選択肢」が生じて、一つを選ぶと他の「選択肢」が消滅する仕様ゆえに、「もしもの世界(島/地球)があり得たんじゃないか?」という意識がプレイヤーに生まれるようになっている点です。

 「開拓」の選択肢の三択は、ざっくりとは文明の土台を「木材」にするか「石材」にするか「鉄材」にするか? という選択ですが、文明の土台をどうするか「選択」するというのは、「第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドン」での、人類の文明の土台となるエネルギーは「蒸気機関」か? 「電気」か? 「人類史」では「電気」が選ばれ、「蒸気機関」は棄却された……という物語が想起させられます。↓


参考:FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)


 いずれにしろ、選ばれたものは繁栄し、選ばれなかったものは棄却される……ということを描いているのですね。

 その積み重ねで、プレイヤーに「もしゼロからやり直せるなら」という気持ちを疑似体験させるという構造になっております。メインクエストのラスボスさんが「地球」に抱いた気持ちを、「島」に対して抱ける疑似体験ミニイベントになっているのですね。

 2016年夏の時点でこれを経験しておくと、より、ラスボスさんの気持ちはけっこう分かるんだけど、それでも……! っていう感じで冬のラストに「終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン」をプレイできたのかな〜なんて思いつつ、2017年にプレイしていた今回の水着イベント第一部だったのでした。(/ストーリーの感想、ここまで。)

 僕の「島」は最終的にこんな感じになりました。↓

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 ラストの「像」は迷った末にタマモさんを選択。

 「崇め奉りたい度」で、僕の中でギリギリモードレッドさんを上回ったぜ。

 「開拓」の選択肢ごとに、どんなサーヴァントたちとのどんな掛け合いが見られるのかに関しては、六法さんのこちらの記事なんかも、(時間のない方など)参照にされると良いやもです〜。↓

 そんな感じで、イベントは後半の第二部「カルデアヒートオデッセイ 〜進化のシヴィライゼーション〜 ライト版(こちら)」に突入中。今年の夏は、もう『FGO』の夏みたいに個人的になってる……。

 さっそく「イシュカ合金」を集めて「封魔のランプ」6個と交換したので、個人的に進めてた「不夜城のキャスターさんをLv100・スキルMax・絆レベル10にする作戦」、まずは最終霊基再臨(Lv上限開放)が完了〜。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 近々、「聖杯転臨」込みでLv100にするんでフレンドさんは使ってやってください。

 既に、「アサシン」クラスが沢山出てくる時とかは全体宝具連打で使いやすいですよ〜。

 あめとさんの水着マシュ絵にもTwitter引用リンク張らせて頂きます。

→水着感(フィギュア)



→伝説になりそうな本



 あと、雑誌の広告で確認したのですが、8月26日(土)に久々に雑誌「TYPE-MOONエース」のVOL.12が出るそうです〜。

→前回:FGO感想・プレイ日記20〜「人理修復」が完了していた頃(メインクエスト第一部クリア)
→次回:FGO感想・プレイ日記22へ〜「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアヒートオデッセイ 〜進化のシヴィライゼーション〜ライト版」のストーリー感想(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記の目次へ

・メインクエスト読了時の感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記1〜序章:特異点F A.D.2004―炎上汚染都市冬木クリアまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記5〜第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記7〜第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記9〜第三特異点A.D.1573―封鎖終局四海オケアノスラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記11〜第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記17〜第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロットラストまで(ネタバレ注意)

・プレイ日記を最初から読む場合はこちら↓

Fate/Grand Order……そろそろ?

・原点的ゲーム『Fate/stay night』の感想・プレイ日記はこちら↓

セイバールート(Fate)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
遠坂凛ルート(Unlimited Blade Works)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
間桐桜ルート(Heaven's Feel)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
『Fate/stay night』の感想・プレイ日記を最初から読む場合はこちらから(TYPE-MOONファン別ブログ)

・その他のTYPE-MOON作品の感想はこちら↓

『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)(TYPE-MOONファン別ブログ)
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