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Fate/Grand Order に参加中!
 相羽です。

 水着イベント第二部「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアヒートオデッセイ 〜進化のシヴィライゼーション〜ライト版(こちら)」に参加しておりました。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 マルタ神拳で世紀末覇王伝を繰り広げたりしておりました。

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記です。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 最終的には、僕の復興活動はこんな感じになりました。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 さて、今回の復刻水着イベント。

 楽しい水着イベントですが、第一部「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜ライト版」の方のストーリー感想(こちら)で、うりぼう=人間、魔猪(まちょ)=魔獣で対応していて、ざっくりとは「第七特異点B.C.2655―絶対魔獣戦線バビロニア」の構図を圧縮したストーリーになっているとの僕の見解を書いておりました。

 今回は、そういう視点から、やっぱりそんな感じだったという水着イベント第二部のストーリー感想をば〜。
(ストーリーの感想、ここから。(ネタバレあり)/)

 うりぼう=人間、魔猪(まちょ)=魔獣だとしたら、本イベントのラスボスのトゥルッフ・トゥルウィスさんが「第七特異点」におけるゴルゴーンさんのポジションという感じなのですね。

 人類文明で人間が繁栄していくなかで(討伐され)忘却された犠牲者のポジションですね。単純に生物種として栄えた側と淘汰された側……という関係というよりは、歴史の記憶に残る者として、アーサー王は残り、トゥルッフ・トゥルウィスさんは(討伐され)忘却された……という関係ですね。

 『FGO』本編なら「第七特異点」ならもしかしら繁栄したのは●●●の方で、人間の方が淘汰(忘却)されたんじゃ? という物語構造に写像されていく部分ですし、「第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドン」だったら、人類の文明では「電気」が栄え、「蒸気機関」は忘却された……みたいな話ですね。


参考:FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)


 選ばれたものは繁栄し、選ばれなかったものは棄却される……。

 『FGO』に限らず、TYPE-MOON作品(というか奈須きのこ作品)はずっと一つはこのテーマを描いているフシがあり、栄えた者に対して、淘汰・忘却された側の存在が襲いかかってくる……というのは『Fate/stay night』から存在するモチーフだったりです。今回のトゥルッフ・トゥルウィスさんはクラスは「アヴェンジャー」ではありませんでしたが、まあ「復讐者」のモチーフですね。

 『FGO』の「第七特異点」だとゴルゴーンさんが「アヴェンジャー」のポジションですが、『stay night』だとアンリマユさん、あとメディアさんなんかがこのポジションとして描かれています。

 生前はコルキスの魔女として人々の怨恨の対象とされ排斥されたメディアさんが、冬木の聖杯戦争ではキャスターとして逆に人々の生命を搾取するのですね。


参考:レアルタ・ヌア感想/プレイ日記22−陣営変動編−/TYPE-MOONファン別ブログ


 「文明」の進展には淘汰される「犠牲」が必要なのか? という奈須きのこ作品文脈ですね。

 『Fate/stay night』の桜ルートで桜を救うためには結局アンリマユ(とそれを守ろうとする言峰綺礼)を排斥するしかなかったように、『FGO』の「第七特異点」では人類文明の生存のために●●●●●を排斥するしかなかったように。とりあえず今回もトゥルッフ・トゥルウィスさんを排斥。

 そんな作家性の縦軸にも接続されつつ、本イベントは水着スカサハさんのこんな感じの語りで終劇。


 うりぼうたちはいずれ文明を忘れ、言葉も忘れ、ありきたりの動物として、のんびりと過ごしていくはずだ。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)


 この辺りは、『Fate/stay night』というよりも『魔法使いの夜』っぽいですね。


参考:魔法使いの夜/感想/TYPE-MOONファン別ブログ


 「うりぼう」的「文明以前」に我々が憧憬を持ってしまうのは、草十郎の視点です(『魔法使いの夜』には草十郎が現代文明を醜いと思ってしまうシーンがある。それでも、適応するように少しずつ変わってゆく……)。

 一方で青子は「消費文明」を肯定しようとする。

 これ、スカサハさんのキャラデザが青子に似てるのは偶然だけじゃなくてこういうコンセプトとかも汲んでるのかなと思ったりなのですが、深読みが過ぎるでしょうか。近年の一線の創造作品は、一般人の感覚からするとあり得ないくらい多方面から立体的に作り込んでるので。

 ふっふ、『FGO』超面白いけど、『FGO』が続く限りおそらく『魔法使いの夜』の第二話と第三話は制作されず(全三話と発表されてる)、この物語の結論を僕らは読めないんだぜ……。(/ストーリーの感想、ここまで。)

 トゥルッフ・トゥルウィスなどに関する六法さんのこちらの記事なども背景理解の手助けになります。↓

 こちらも面白いです。↓

 今回の水着イベント、フレンドの六法さんの水着アルトリアさんが大活躍でしたよ。

 終盤は、ギリギリまで「汚染地帯(敵がセイバークラス)」をイシュタルさん、ギルガメッシュさん、そしてフレンド枠の水着アルトリアさんというアーチャークラス編成で周回しておりました。敵の三列目に辿り着く頃にはちょうど水着アルトリアさんのNPがチャージされてるので、一番HP高い敵に宝具……というパターンでしたよw。

 そんな感じで、イベント最終日ギリギリで水着スカサハさん(通称:殺師匠さん)も宝具Lv.5達成〜。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 くくく、これで謎のヒロインXさん(Lv.90)、不夜城のアサシンさん(宝具Lv.3)、水着スカサハさん(全体宝具Lv.5)のアサシンクラス編成が可能になり、もうドラゴンさん(基本ライダークラス)とかわんさか来いという感じです。

 今回のイベントで霊基再臨(Lv上限開放)素材もだいぶ手に入ったので、ゴルゴーンさんも最終霊基再臨完了。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 次いで、メデューサさんも完了。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 『FGO』、どんなにレベル上がっても「コスト」の関係でパーティ全員を星5サーヴァントで編成とかは難しいので、星3なども育てておく必要があるのですが、僕が「終局特異点」クリアまでお世話になった星3サーヴァントがメドゥーサさんだったので愛着があり、嬉しいです。魔術王とかに、ベルレフォーンしてきたからね。

 そして、個人的に進めてる「不夜城のキャスターさんをLv100・スキルMax・絆レベル10にする作戦」、まずはLv.100を達成〜。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 アーツ属性の「王」殺し。フレンドさんは使ってくれてよくてよ〜。

 次は「スキル」も上げていく予定。

 あめとさんの沖田さん絵にもTwitter引用リンク張らせて頂きます。

 また、夏コミで頒布する同人誌を作成中とのこと〜。

 「マンガ図書館Z」の展望として、赤松健先生(Twitter)がゆくゆくは二次創作も扱っていけるようにしたいということをだいぶ前から語っておられるのですが、そういうのが実現して、たとえばあめとさんの初期同人誌とかも作者さんにお金が入る仕組みで読めるようになったりしたらな〜などと個人的には思ってたりです。

 あめとさん、けっこう既刊としてTYPE-MOON同人誌作っておられますからね(僕は持ってる……)。

 そういう世の中が実現してきたら、僕も活動を文章メインからイラストメインにジョブチェンジしていこうかなとも思ってたり(え)。

 イシュタルさん・エレシュキガルさん本を「マンガ図書館Z」さん(仮)で公開したりして生きていきたいぜ……。恐ろしいことに、技術的にAI翻訳の精度が上がってきていて、そろそろ海外対応も容易に……っていう世界も見えてきてたりですからね……。

→舞台のBlu-ray



→伝説になりそうな本



 あと、雑誌の広告で確認したのですが、8月26日(土)に久々に雑誌「TYPE-MOONエース」のVOL.12が出るそうです〜。

→前回:FGO感想・プレイ日記21〜「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜ライト版」のストーリー感想(ネタバレ注意)へ
→次回:FGO感想・プレイ日記23〜第七特異点B.C.2655―絶対魔獣戦線バビロニアラストまで〜両義者としてのイシュタルとエレシュキガル(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記の目次へ

・メインクエスト読了時の感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記1〜序章:特異点F A.D.2004―炎上汚染都市冬木クリアまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記5〜第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記7〜第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記9〜第三特異点A.D.1573―封鎖終局四海オケアノスラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記11〜第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記17〜第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロットラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記23〜第七特異点B.C.2655―絶対魔獣戦線バビロニアラストまで〜両義者としてのイシュタルとエレシュキガル(ネタバレ注意)

・イベントの感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記13〜「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」で風越丸と闘っていた頃(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記21〜「復刻:夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜ライト版」のストーリー感想(ネタバレ注意)

・プレイ日記を最初から読む場合はこちら↓

Fate/Grand Order……そろそろ?

・原点的ゲーム『Fate/stay night』の感想・プレイ日記はこちら↓

セイバールート(Fate)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
遠坂凛ルート(Unlimited Blade Works)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
間桐桜ルート(Heaven's Feel)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
『Fate/stay night』の感想・プレイ日記を最初から読む場合はこちらから(TYPE-MOONファン別ブログ)

・その他のTYPE-MOON作品の感想はこちら↓

『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)(TYPE-MOONファン別ブログ)
当ブログの別館TYPE-MOONファンブログ

・管理人による二次創作はこちら↓

→以前コミックマーケットで頒布したSSコピー誌


→『魔法使いの夜』小説同人誌