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Fate/Grand Order に参加中!
 相羽です。

 期間限定イベント「復刻:ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊 ライト版」に参加中です。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 イベントで獲得した素材で、スキルもめっちゃ強くなったナイチンゲールさん。

 防衛機制として贋作英霊に耽溺する犯人(の心)を治療するために、ナイチンゲールさん出撃というマイストーリー補完でプレイしていたよ……。

 敵は全員婦長のバスターバフスキル「天使の叫びEX」(Lv.10)を婦長自身に使って殴り倒しました。

 TYPE-MOONのスマートフォン用ソーシャルゲーム、FGOこと『Fate/Grand Order』の感想・プレイ日記などです。公式サイトはこちら。↓


『Fate/Grand Order』(公式サイト)


 本日は期間限定イベント「復刻:ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊 ライト版」のストーリー感想が中心の記事だよ。

 以下、ネタバレ注意です。
(ストーリーの感想、ここから。(ネタバレあり)/)

 今回のイベントの同行者の一人はエミヤさん。

 原典的ゲーム『Fate/stay night』の「Unlimited Blade Works(凛ルート)」で、原典・本物であるギルガメッシュさんに偽物として贋作・模造の剣製で猛攻をかけた人なので、「贋作」が題材の本イベントにはテーマ的にぴったりの人材です。


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 だからこそ、その理想に憧れた。自分では持ち得ないからその尊さに涙した。

 いけないのか。

 自分の気持ちではないから、それは偽物なのか。

 <中略>

「……贋作、偽善者か。ああ、別にそういうのも悪くない。たしかに俺は偽物(フェイカー)だからな」

 『Fate/stay night』「Unlimited Blade Works」より


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参考:レアルタ・ヌア感想/プレイ日記25−凛ルートエンディング編−/管理人によるTYPE-MOON別ブログ


 「偽物」だとちょっと哲学的だけど、「本物(=歴史に名を残すような英霊・ヒーロー)」にはなれなかった一般人の我々と読み替えてみたりするとカッコいい。

 確かに、偽物であろう。でも、それが何か? 無意味だとは、思わない。

 そんなエミヤさんに対して、今回の犯人さん、同じく本物のジャンヌ・ダルクさんの偽物であるジャンヌ・ダルク・オルタさんが「偽物(フェイカー)」って言葉をかけるのね。

 原典『Fate/stay night』をプレイ済みのファン的にゾクゾクする場面ですが、邪ンヌさんのこの言葉に、あなた(エミヤさん)は偽物なのに自己確立(存在)できていて、羨ましいというようなニュアンスも読み取ってみるとなお熱い感じです。エミヤさんは「偽物」だけど、「Unlimited Blade Works」で「本物」のギルガメッシュさん一応倒してるからなぁ。

 今回の贋作イベントは、『FGO』メインストーリーの第2部が始まったタイミングで復刻してるのがちょうどよいタイミングで、「偽物だけど存在したい、本物を超えたい」というジャンヌ・ダルク・オルタさんや贋作英霊たちの叫びは、メインストーリー第2部の、異聞帯(The Lostbelt)の人達の心を代弁してるかのようです。ジルのこの叫びの辺りとか、異聞帯の人達も思ってることだよねぇ……↓

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 本物、正史人類史、編纂事象(へんさんじしょう)だけが正しいのか? 存在してしまった他の可能性、異聞帯、剪定事象(せんていじしょう)、などなどはどうするんだ? 『FGO』第2部の中心的なテーマの一つと考えられます。

 で、この「本物」か「偽物」か、どっちだ? ……みたいな話、僕も若い頃に初めて触れた時は刺激的だったのですが、その後近代思想などをある程度勉強してみると、わりともう学術的には何十年も前から話題になってる題材で、ようは「脱構築(deconstruction)」とか、そういうキーワードでの話になります。

 こういう、本物/偽物……どっちなの? とかの話に興味がある高校生〜大学生くらいの『FGO』プレイヤーさんにはこちらの新書とかもお勧めです。『FGO』で、現代文の点数も上がりました!?↓





 本書の目次だと、


 第二章 あれかこれか―二元論
 過去問3 脱構築という方法
 過去問4 子どもの発見と二項対立



 の辺りの話ですね。

 ある程度国語の実力があるなという高校生さんとは、個人的に現代文の授業で使ったりする新書です(僕は時々、講師業とかもやってる人だったりです。)。

 で、筆者さんも語っておられますが、本音としては「脱構築」くらいまでの考え方は高校生くらいまでに押さえておいてほしくて、大学生編とか社会人編では「その次」を考えてみてほしかったりなのですね。教育関係の人とか、そういう立場の人からすると。

 『FGO』第2部は、「その次」の「次」の「次」の……もっと先くらいまで射程に入ってる物語ですね……。

 そんな感じで、『Fate/stay night』の頃から『FGO』まで、二項対立的な世界観で必ずしも「偽物」を否定しないのが『Fate』シリーズという作品です。

 邪ンヌさん、武蔵ちゃん、切り捨てられた、選ばれなかった側の「偽物」的サーヴァントたちが「縁」だけを頼りにぐだ男くん/ぐだ子さんの元に助っ人にきてくれるという熱い展開が第2部では待ってるって、わたし、信じてる。 (/ストーリーの感想、ここまで。)

 今回のイベント、個人的に周回は「チャルトリスキ」がイイですね。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 イベントの交換報酬と合わせて、現在「禁断の頁」は33、「蛮神の心臓」は56集まり中。

 この二つは今回のイベントでゲットしておけよ! という運営の意志を感じ取り、イベントの残り期間は「チャルトリスキ」と本日開放の「ルーヴル(「手稿」目当て)」をまったり周回する感じかなぁ。

 今回のイベントに向けて立てた目標。


1:ナイチンゲールさんのスキルMAXにするだけの素材をゲットする。
2:諸葛孔明さんのスキルMAXにするだけの素材をゲットする。
3:ギルガメッシュさんをスキルMAXにするだけの素材をゲットする。
4:不夜城のアサシンさんのスキル3をLv.10にできるだけの素材をゲットする。



 「1」はクリアしました。

 スーパー婦長誕生。滅菌!

 「2」は「鳳凰の羽根」がスキルMAXにはあと4つ足りないのですが、今回のイベントでは出ないので、無理せず後回しに。

 「3」は「英雄の証」があと30くらい足りないので、「真」の方のBOXガチャで、残り期間行けるところまで行く感じで。

 そして……。

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(画像は『Fate/Grand Order』より引用)

 エレナ・ブラヴァツキー夫人をゲットしておりました。

 『FGO』再燃し始めた頃の去年の新選組と織田幕府のイベントで、ノウライトさん(Twitter)がサポート編成に入れてて好きだったので嬉しい。

 当時は課金する勢いでゲットしたかったのが、時間と共に巡って自然とやってきたりするものなんじゃ。

 神智学の祖がきてしまったか……。

 絆レベルアップと共に開放されていくプロフィール欄とか読むのが楽しみだ。僕も、マハトマ感を出していく年なのかもしれない。

 今月下旬からとの告知の、次回イベント「節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔」も発表。

 こういうの、待ってた。

 さっそく色々考え始めるSunithaさん(Twitter)。

 子ギルさん育成はありだな……。

 婦長、孔明さん、ギル様のスキルMAXが完了したら、残った素材は柔軟に色々なサーヴァントの育成に使っていこう……。

・「贋作イベント」復刻ということで霧生さんのアレぐだ絵にも再びリンクを張っておきますゾ

Pixivはこちら。

 如何なる萌えの元にこれが描かれたのか二年弱ぶりくらいに理解(僕は今回贋作イベント初参加)。アレキサンダーくんイイよね……。

 今年から実験的に記事のコメント欄をしばらく開けておくので、私の『FGO』小話とか、『FGO』考察とか聞いてほしい〜みたいなのがあったら気軽に書き込んでみてください。

 礼儀は重んじた上でよろしくだゾ。

→邪ンヌさん



→宗教



→前回:FGO感想・プレイ日記34〜第2部プロローグ「序/2017年 12月31日」のストーリー感想へ
→次回:FGO感想・プレイ日記36〜デッキゲームとしての面白さに目覚め始めていた頃へ
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・メインクエスト読了時の感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記1〜序章:特異点F A.D.2004―炎上汚染都市冬木クリアまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記5〜第一特異点 A.D.1431―邪竜百年戦争オルレアンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記7〜第二特異点A.D.0060―永続狂気帝国セプテムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記9〜第三特異点A.D.1573―封鎖終局四海オケアノスラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記10〜第四特異点A.D.1888―死界魔霧都市ロンドンラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記11〜第五特異点A.D.1783―北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナムラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記17〜第六特異点A.D.1273―神聖円卓領域キャメロットラストまで(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記23〜第七特異点B.C.2655―絶対魔獣戦線バビロニアラストまで〜両義者としてのイシュタルとエレシュキガル(ネタバレ注意)
FGO感想・プレイ日記25〜終局特異点A.D.2016―冠位時間神殿ソロモンラストまで(ネタバレ注意)

FGO感想・プレイ日記31〜亜種並行世界 寛永十六年―屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負のストーリー感想(ネタバレ注意)

FGO感想・プレイ日記34〜第2部プロローグ「序/2017年 12月31日」のストーリー感想へ

・イベントの感想はそれぞれこちら↓

FGO感想・プレイ日記13〜「復刻:天魔御伽草子鬼ヶ島ライト版」で風越丸と闘っていた頃(ネタバレ注意)
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FGO感想・プレイ日記32〜「復刻:二代目はオルタちゃん〜2016クリスマス〜ライト版」のストーリー感想(ネタバレ注意)

・物語考察

人理の「ゆらぎ」と桜ルートの「次」(『FGO』第2部へ向けた物語考察)

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Fate/Grand Order……そろそろ?

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セイバールート(Fate)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
遠坂凛ルート(Unlimited Blade Works)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
間桐桜ルート(Heaven's Feel)/感想(TYPE-MOONファン別ブログ)
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『劇場版「空の境界」未来福音』の感想(ネタバレ注意)
『魔法使いの夜』の感想(ネタバレ注意)(TYPE-MOONファン別ブログ)
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