「名はその存在を示すものだ ならばもしソレが偽りだったとしたら それが偽りだとしたら それはその存在そのものも偽りだと言うことになるのかな? アレックス いや アスラン・ザラ君」(デュランダル)

 アスラン戦線復帰燃え伏線…ッキターーーーー(>▽<)

 説明しよう、アスラン戦線復帰燃え伏線とは、カガリを守ることに今は自分を捧げている今の状況をデュランダルに「偽り」と評されたアスランが、何らかの意志をもって再びアスラン・ザラの名のもとにセイバーガンダムに乗り込むまでの燃え物語りのタメのことを言うのだ!

 前作36話の「ザフトのアスラン・ザラ!」(ラクス)といい、「アスラン」の名には何かしらの象徴性がついて回るのですよ!

 つまり、現在の状況=アレックスではなく、再び戦線復帰する意志を持った男、アスラン・ザラとして、再び「アスラン・ザラ ○○、出るッ!」の台詞が出た時が、最燃えということだ!

 俄然、今作序盤はアスラン視点燃え。

◇今回のアスランは復活オヤジキャラ

 18でオヤジキャラもどうかと思いますが、しょんぼり気味でアイデンティティロストしてたオヤジが、なんらかの意志を秘めて前線に復帰、新人どもにこれがオヤジの強さじゃ!と見せつけるパターンの僕が「オヤジ復帰物語型」と呼ぶ燃え要素を今回のアスランは担っていると思います。

 今の所オヤジ代表はアスランということにしておきますが、とりあえず旧作SEEDキャラは全部オヤジポジションに置いて燃えてOKだと思います。彼、彼女らがいかにして前線に復帰してくるのか?燃えポイントです(僕的にはかなり後半に出てくるであろうマリュー、トラ、ミリィの物語に既に期待しているのだけど)。

 オヤジらと新人らとの対比が見事です。新人のシンやルナマリアは、カガリを「大戦の英雄」、「アスラン」にネームバリューをつけて話のネタにしてるルナマリアなど、やはり生まれた時から戦時下ではあっても実際には戦争参加してない世代で、どこかオヤジらに比べて子どもです。そんな子どもらの無邪気なバトルは、アクションとストレートなバトルのカッコよさで楽しめて子ども視聴者には喜ばれそうでオーケーなんですが、やはり大人な視聴者として楽しみたいのは、オヤジの活躍です
 シン・ルナマリア・レイの若々しいストレートな(そしてあるいみ稚拙な)魅力を放っているキャラ群の中に、アスランオヤジ、カガリオバさんを投入。めちゃめちゃ面白いわ。若新人キャラは若いゆえにカガリを「大戦の英雄」にして盛り上がれたり、「さすがキレイ事はアスハのお家芸だな!」とギラギラしたこと言えたりするんだけど、実際に戦争を経験してるオヤジ、オバさん的には、それなりに思う所があって今は愛する人の護衛に徹し、アンチ「力」を唱える為政を念頭に置いたりしている(ルナマリアの「大戦の英雄」評とはうらはらに、デュランダルがカガリの先の大戦での戦績を説明している間カガリは顔を伏せている描写から、カガリ自身は先の大戦で戦ったことを自慢しようなどという気はない←大人)
 アスランとカガリだけでコレです。イザークオヤジ、ディアッカオヤジあたりが出てきたらスゴいことになりそうです。もともとオヤジだったトラなんかどうなってるのか本当楽しみです。

◇カガリ−アスラン/キラ−ラクス

 上の、アンチ「力」に傾いてるカガリ、そしてそのカガリに寄り添う状況を「偽り」と評され、やがて「力」であるセイバーに乗り込むであろうアスラン、という状況から、

 予想1:アスランとカガリは一時、物理的あるいは精神的に離れる。

 を予想しておきます。

 前に書いた、玉置成実のEDテーマの「キミだけを抱きしめたくて無くした夢 キミは諦めないでと言った」のフレーズを、カガリ→アスラン、アスラン→カガリに投影してみたりすると、切なカッコいいです。

 そして、もう一つ予想として、

 予想2:アスラン−カガリペアとキラ−ラクスペアの何らかの対比が描かれる。

 を予想して置きます。旧作の二大主人公カップルの対比、僕が脚本家だったら絶対やります。OP、EDとアスランとカガリはワリと離れた感じで描かれているのに、キラとラクスはエラく寄り添って描かれているのも既に色々と想像させます。そして、相変わらずカップルにしろ何にしろ、ラクスは超越者的ポジションにいて欲しいというのが僕の願い。アスラン−カガリを一時ネガティブ描写にしてラクスを輝かせるくらいのことやってくれてもいいスよ、マジで。

「仕方ないさ 今はまだなにもかもが試作段階みたいなもんだ 船もMSも世界もな やがて全てが本当にはじまる時が来る 我らの名のもとにね」(ネオ)

 最初から戦争状態ではない世界。いかにして再び争いが始まっていくのか、その描き方が期待の本続編なんですが、ネオの気になる台詞が出てきました。この「はじまる時」に再び動乱、争いが始まるのか?というのが今の所のストレートな読みっぽいです。

◇関係性の始まり

 シン−カガリの間ではシン→カガリで「憎悪」からのスタートの模様、如何に変遷していくか楽しみ。あと、もしかしてルナマリア→アスランで「憧れ」みたいなのもあるのかな?いずれにせよ新キャラ、旧キャラの関係がシャッフルされはじめて楽しいです。ここにキラ、ラクスとか入ってくるんですよ。楽しみ過ぎ。

◇萌え萌え感想

 ・レイたん萌え。レイは、男の僕から見ても可愛いっス。

 ・赤服で「出来る女」的なイメージ与えつつも意外と子どもっぽい愛らしさもあるルナマリアたん萌え。子どもらしき立ち位置。成長キャラの予感がします。

 ・敵のパージした船の残骸モロに食らっちゃうタリア艦長萌え。よけようよ。

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