相羽です。

 本日12月17日(日)、やまなしレイ君(ブログTwitter)の新作漫画『その日 世界は…』が発売となりました。

 すごい面白かったです。

 これ、よくぞ形にしたな〜。

 ヒロインが「声優」の夢と「介護」の現実に挟まれるという題材自体は重量ある感じなのですが、これは……。

 これは……奏×夏央とか、水波×夏央とか、女の子同士の、その、ええい、いいから…買うのです……。この物語の初動を、目撃……するのです……。

 第1巻は「きらら」系(『けいおん!』とか『ごちうさ』とか)の輝きから零れ落ちた側を厳しい現実と接合して、それでもなおこの日常を信じて少し違うカタチの輝きを求めるなら……みたいな感じでありました。

 そうですね。こういう記事は大事ですね〜。

 僕なんかは2013年くらいのKDP(AmazonさんのKindleで個人でも電子書籍が販売できるサービス)が始まった頃に自分でも販売する側として活動を始めていたので慣れ親しんだものになってましたが、AmazonのKindle(キンドル)で電子書籍漫画、どういうの? という状態の方々もまだまだ多いのだったのでした。

 意外とスマホとかPCでも読めるの知らない方多いのですよね……。この辺りは知って頂くと僕も嬉しい。

 みんな、初キンドルチャレンジでも買うと良いよ〜。

 AmazonさんのKDPではレイ君は既に『マンガは描ける!絵が描けない人でも』 が個人発作品としてはだいぶ売れた(と言ってよいと思うのですが)実績があるのですが。



 いよいよ漫画本体でもブレイクしたりしてくれたりしたら、KDP作家たちも喜びますよ。

 トップオブトップが伸びていくのはもちろんありがたいとして、レイ君くらいの規模で現在活動してる人がKDPなどでもっと売れるようになってくると、漫画文化の総体としては余裕が出てくると思っているのでした。

 こんな企画も。

 初めて触れる読者さん向けにお勧めしてましたが、「あとがき」で2017年にまさかのあいつらと再会したりw、昔からレイ君の漫画読んでる人にもお勧めですよ。

 時流にのって無双ハーレムする漫画とかも描けそうなものを、こういう作品を描いてしまう。うんうん。レイ君は初期作品から零れ落ちた側にまなざしを向け続けてきたのだからしょうがないね。熱い話だね。

 「内容紹介」ページとかには書いてないキャラだけど奏(かなで)が良かったよ。ちょっとウルっとしちゃったよ。

 第2巻以降の(買った人だけ読める)おまけ漫画では、中学生時代の奏と夏央の瑞々しい女の子同士の友情とかが読めるんですね。作者はそんなこと言ってないですか……。そうですか……。

 読者さんが置かれてる状況によっては、本当に励まされるという人も多いでありましょう。

 現在「日本文学」カテゴリ(基本的にAmazonさんの方で割り振られるカテゴリです)で79位か。うむ、確かに日本文学感もある作品だなw。

 「コミック」ランキングでも上にいってほしい感じ。みんな、読んでみて〜。

その日 世界は… 1巻
やまなしレイ
2017-12-17


その日 世界は… 1巻
やまなしレイ
NextPublishing Authors Press
2017-12-20