話題の書、落合陽一さんの『日本再興戦略』を買ってみました。
だいたい京都アニメーション作品でした。
僕の実際に書籍を読む前の落合陽一さんのイメージ。↓
「陽一」なんて名前だし(え)、一線の科学者だし、なんか近代合理主義で競争を勝ち抜くぜイェーみたいな人なんじゃないかなぁ……。
実際に書籍を読んだ後の僕のイメージ。↓
べ、別にそんなことなかった。むしろ、東洋的なものと西洋的なものを「和合」していこう……というような方向性の人だった。
『日本再興戦略』より引用。↓
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これからの日本に大事なのは、いろんなコミュニティがあって、複数のコミュニティに所属しつつ、そのコミュニティを自由に変えられることです。
どのコミュニティを選ぶかは本当に人それぞれです。家族を基盤にしてもいいし、会社を基盤にしてもいいし、地域コミュニティを基盤にしてもいいし、趣味を基盤にしてもいい。ひとつのコミュニティに依存するのではなく、いろんなコミュニティに依存すればいい。そういう風になれば、日本人の生活や仕事はもっと楽しくなるはずです。
(落合陽一『日本再興戦略』(幻冬舎)P44より引用/太字の強調箇所は相羽によるもの)
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この辺りの話は、僕の京都アニメーション作品感想とか読んでくださっていた方は、『小林さんちのメイドラゴン』じゃん! となるのではないかと思います。
いちばん、この手の新しい「共同体」のカタチについて僕が書いていた文章ではこの回の感想記事を読んで頂きたいですかね。↓
参考:小林さんちのメイドラゴン/感想/第6話「お宅訪問! (してないお宅もあります)」(ネタバレ注意)
特に、「B. 本作で描かれる「共同体」同士の相互貫入について」の箇所は必読だゾ。
また、「趣味を基盤にしてもいい」と「趣味共同体」も選択肢に入ってるのは、これは上坂すみれさんの「革命的ブロードウェイ主義者同盟」的な話だと思います。↓続きを読む