前作では第01話からデフォルトで戦争状況だったのに対し、今作では8話かけて開戦前の状況、及び各登場人物の初期立ち位置が描写されておりました。

 8話分で描写された各登場人物が、いよいよ戦争という状況に投げ出されて、さてどう動いていくのかというのは純粋に楽しみであります。特に序章の8話で課題が描写されている、今の所憎しみにモティベイトされつつ、闘いやむなし、キレイ言ゴメン、といった思想に傾いてる主人公のシン、父親のことを未だ引きずりつつ、何と闘うべきかという答えが見つからないままのアスラン、為政者としては未熟なカガリ……の辺りは、実際の戦争状況に投げ込まれて、どのように各々の課題と向き合い、克服していくのかが楽しみであります。
 今回は、大局的に戦争が始まってしまったというのを1話まるまるかけて描いた話だったので、どちらかというと登場人物視点で観てる僕としては感想短めになります。戦争が始まった。さて登場人物達は?というのは次回以降から始まる物語だと思うので。

 戦争全般については、「戦争となれば消費も拡大するし 憎むべき敵が明確であれば意欲もわく」とか、「我々ロゴスのための美しい庭 新たなる世界システムの構築というね……」など、戦争発生のメカニズムや思想についてちらりと触れられている部分があり、始まる前からDESTINYは戦争のメカニズムなんかを意識するとアナウンスしているだけあるなと思いましたが、その辺りはアニメのメイン視聴者層である少年少女らの考えるきっかけになってくれれば良いという制作者の意図は素晴らしいと思いつつ、僕なんかの大人の視聴者はそういう問題に関してはアニメじゃなくて普通に本とか読んで勉強した方が良いと僕は思っているので、あまり僕の感想では戦争のメカニズム云々に関しては語りません。アニメで論じる部分でも無かろうという僕のスタンスですのでご了承下さい。

 戦争描写は開戦と同時に、核ミサイルにミニジェネシスの撃ち合いと、前作ラストはもう踏まえましたという印象を受けました。逆に言えば前作から戦争の規模も連続してるんだ、みたいな。前作ラスト付近のプラントに核が!という同じシチェーションで叫ぶイザークに対して、あの時流星の如く現れてMeteorで全弾爆破したキラとアスランが今はいないというのは一つの対比なのかな、なんて思ったり……二人がまだ行動を起こしていない今の状態が、切なくもあり、逆に言えば燃えです。

◇それでもあった登場人物描写

・ラクスIIと出会うアスラン
 これはもう、本当どうなるのか分からない。これからどうとでも人間関係が展開し得るんで予想がつきません。とにかく、もと婚約者のそっくりさんと出会ってしまったアスラン。ホントどうなるの、コレ。

・やはりコアな戦争肯定者とはズレたままのイザーク
 「結局はこうなるのかよ やっぱり」と不本意そうなのや、「何だ いったい何が」とプラントが開発していた兵器の存在を知らなかったり、やはり未だ戦場に身を置きながらコアな戦争肯定者とはズレたままのイザークです。この辺り、前作での変化を踏まえたままのイザークで連続していて、燃えです。

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