「未来は全てあなた達に託します」(クイーン)

 先週のプリキュアラストで描かれていたモノの一つに「受け継ぎ」があったと思うので(クイーンからプリキュアへの受け継ぎ、卒業生からなぎさ・ほのかの代への受け継ぎ)、この流れは納得。引き継いで、部長という役職に付き、クイーンから未来を託され、一歩成長したなぎさとほのかの物語が今シリーズでは描かれていくんじゃないかと。

 OPの中身が宇宙にスケールアップしていたりと、荒唐無稽さ(いい意味での)大好きの子ども視聴者を相変わらず楽しませ、相変わらずのピコ深みや、ミステリアスな新キャラ九条ひかりの謎の物語牽引力で引っ張っていくなど、大人視聴者をも楽しませる、良番組の基本が第01話からにじみ出ていたんじゃないかと。

 特にピコ深みの部分はね、クイーン(光)とジャアクキング(闇)は両儀の関係だったっていう部分が前作ラストでは昇華されてなかったんで(ジャアクキングだけ滅びちゃった)、今回第01話で設定通りクイーンが消滅したのは、この両儀、光−闇の二元に関するテーマに今作でこそ帰結をつけてくれそうで、大人視聴者としては期待大。

◇ピコポイント

・クイーンの「生命」、「こころ」、12のハーティエル(こころざし)を集める物語。
 12ってのが多っ。2話で一つくらい探さないと間に合わないじゃん!
 こころざし一つ一つにテーマが込められていたらステキなんて思ってたら、やっぱり今回登場したハーティエルは「探求」というように(公式サイトより)一つ一つ定まっているらしい。これは面白い。

・長老レギュラー化に燃え

 ジジイキャラは、無条件で好き。

・プリキュア復活のデュアルオーロラウェイブは普通にカタルシスあり

 前作の力が復活というシチェーション。SEED DESTINYではキラとアスランの力の復活に1クールかけましたが、プリキュアMHは1話で復活です。このテンポ重視。ターゲット年齢層が低い番組ならではで小気味よい。

・「まぁ〜く〜すハート♪」が頭から離れない

 前作プリキュアの「プリキュア♪プリキュア♪」を最初聞いた時も二週間くらい頭から離れなくて苦労したんですが、今回も惹きつけ度数高いですわ。


キューティーモデルプリキュアシリーズ2 美墨なぎさ


キューティーモデルプリキュアシリーズ2 雪城ほのか