臨時収入が入ったので、久々に大型書店へと出かけて散財。
この前一時帰省していた姉が、「『ダーリンは外国人』の2巻買っといて、あ、あと釣りはいらないから」と、ポーンと1万円札を置いていってくれました。○○ちゃん(姉の名前)大好き!
本日購入したブツは……(こうやって列挙するの久しぶりだな……)、
小栗左多里『ダーリンは外国人』2
小栗左多里『ダーリンの頭ン中』
ジェイ・エイブラハム『ハイパワー・マーケティング』
北原保雄 編『問題な日本語』
後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1 怒れる瞳』
と、以上。
◇小栗左多里『ダーリンは外国人(2)』&『ダーリンの頭ン中』
ご存じ異文化理解テイストのベストセラーほのぼの夫婦漫画。言語学専攻者の視点からは新刊の英語ウンチク本、『ダーリンの頭ン中』の方が興味深いでしょうか。帯のつかみは、
「「V」の発音は、くちびる噛まなくてもいいらしい……。」
なるほど、こういうトピックで一般人向けには十分つかみになると出版サイドは考えているわけだ……などとニヤリとさせられます。そうだよね、普通の人は音素と音韻の対応が恣意的だなんて前提知識は無いんだもんね……(←などとちょっと専門家ぶってみる)
だけどこういうトピックを理論的な立場で上から説くのではなく、外国人の旦那との夫婦生活という実体験をもとに下からエンタメチックに漫画で紹介というのは、ステキな仕事だと思います。僕も以前は上から行く派だったんだけど、最近はこういう下から行く派の仕事がしたいな、なんて思ってます。
◇ジェイ・エイブラハム『ハイパワー・マーケティング』
ビジネス系サイト&ブログで話題沸騰のマーケティング本。絶版されてて長い間せどり市場で高額取引されていたものが、金森重樹氏の監訳でついに復刊。ネット上の評価が余りに絶賛なので、これは押さえておかねばと購入。そして、最初の数ページをパラ見しただけで、これは繰り返し読み込める良書だと確信しました。よーし、付箋とかマーカーとかバリバリつけて読み込もう。
「あなたは気付いていないが、あなたの周囲は、単純明快な「解」に満ちており、その「解」はあなたの収入、権力、影響力、成功を劇的に増大させてくれる。」
権力は特に興味無いが、収入は欲しいぜ!
◇北原保雄 編『問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?』
北原先生は言語学者にして筑波大の学長をやってた方です(僕らが通ってた頃)。僕らの卒業式では、「『世界に一つだけの花』だ?オンリー1っていうかオンリー1でナンバー1を目指さなきゃダメだろ?」的な発言をしていた、僕的に好感度の高い先生です。
そして執筆者の一人のS川先生は僕も非常にお世話になった先生で、僕が日本語教師やってた頃スロヴェニアで色々助けてくれたりした先生です。
っていうか、つまりアレだ、これは僕的に身内本なワケだ。
そんな身内本が、「大反響25万部突破!」とか行っちゃってるワケだから、ああ、S川先生うまくやったな、と思いつつ是非チェックしとかねばと思って買ってきたワケだ。S川先生は明朗で飄々とした方で(女性です)、変に芸術家気取りの学者ではなく、こうしたマーケティングを見据えた本にも参加されてるのが僕的には素晴らしいと思ってます。
内容は「最近の日本語は乱れておる!」という現状否定の煽り系日本語本のカウンターとしての、「へんな日本語にも理由がある」をコンセプトとした一冊の模様です。これは僕的にお勧めです(まだ読んでないけど)。言葉に興味があるという方は、間違っても最初の一冊には「最近の日本語は乱れておる!」系のヒステリー本を選ぶのではなく、こういう科学的、客観的なスタンスが少しでも入ってる書籍を選ばれることを僕は望みます。
◇後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(1) 怒れる瞳』
今月号のニュータイプの記事なんかを見ると、「まずプロットを先にサンライズさんに提出して内容のチェックをしていただき、またこちらから質問事項を出す感じでした」と執筆過程を後藤氏は語っておられるので、後藤氏が完全に制作者サイドにコミットしてるワケではない、よって制作者サイドの意図=後藤リウ氏の小説(特に心情描写など)という公式が100%では成り立たないということがあるとは思うのですが、いずれにしろ北村薫の「作品=楽譜、鑑賞者=奏者」の理論からすると、後藤氏が一流の奏者であるのは確かであります。一流の奏者が奏でたDESTINYの旋律です、これはチェックしておきたいと衝動買い。特にキャラの心情描写ね。シンの心情とか、後藤リウ氏の演奏ではどう奏でられるのか楽しみであります。
購入記事は以上。読了後にモチベーションが上がれば別途個別記事を書きたいと思います。

ダーリンは外国人(2)

ダーリンの頭ン中

ハイパワー・マーケティング

問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(1) 怒れる瞳

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>大反響25万部突破
現在、ウチで販売している分のオビには『50万部突破!』と書かれています。短いペースで飛ぶように売れているようですね。その割に、ウチの店では正面入り口で面出ししているにも拘らず、売り上げがイマイチ……いかん、愚痴になってしまった。
まぁ、それはさておき……。いつだったか、こちらのブログで話題になったことがある『美しく正しい日本語』への反論本ですね。私も少し読んでみましたが、論理的、かつ公正な視点で書かれた内容で面白かったです。
何かに議論を吹っかける時は、アンチテーゼ(反定義)ではなくジンテーゼ(新定義)を提示せよ、といわれますが、この本はまさにそれ。言語の知識だけで書かれたアンチテーゼだらけの既存の『日本語本』と違い、深い考察に基づくジンテーゼが提示されていて、
『あぁ、これがホントの言語学の本なんだなぁ』
としみじみ思いました。
個人的には、
『こちらきつねうどんになります』
という言葉の是非を論じた章が一番面白かったかなぁ。客商売をやっていると、ついつい使ってしまうんですよね。
「おつり50円のお返しに『なります』」
っていいかた。
とにかく、あいばさんだけでなく、私からもお薦めの本です。だから買って。できればウチの店で(笑)。