管理人多忙につき、今週号の感想はお休みさせていただきます。

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◇ピコ感想

・BLEACH

 第56話の、雨に打たれながらの、

 「俺は また 護られた――…!」(一護)

 のシーンと対になる形での、

 「やっと雨は 止みそうだ」(一護)

 のエンディング。キレイです。

 母親に命と引き替えに護られて、今度は自分が護る側に回ろうと思ったのに、また護られてしまったという自責の念が雨に象徴されて描かれていたのですが、今度こそルキアを護り返したということで雨は止みそうと、美しくまとめてきました。

 テーマ的にはもうコレで最終回で納得です。流れ上バトルエンタメ路線で続いていきそうですが、僕はこの、必ずしも「護る」という理想を貫けなかった男が色々と捨てきれずに泥臭い突撃を慣行というソウルソサイアティ編の話の型が好きでBLEACHが好きになったクチなので、その辺りがうまく収まった後の新展開でも引き続きBLEACH好きでいられるかは久保先生が次に提示する新展開の型次第です。魅力的な新しいテーマを掲げてくれると嬉しいんですが。

・魔人探偵脳噛ネウロ

 アヤ・エイジア編、美しく完結。

 前々回の、

 「あなたがそばにいても…私は歌えるもの」(アヤ)

 が動機の側面からの推理材料だったワケですが、今回動機部分の解明は弥子が担当。ネウロ、始まった当初は動機パートをドン無視というのが特徴だったのですが、弥子の成長物語も一つの話の軸にするのに伴って、ネウロがドン無視していた動機パートを弥子が担当という感じでパターンに広がりが出て来ました。読者の視点はネウロよりも弥子にあるので、自然読者は弥子と共に動機面からの推理を……という形になります。物理トリックの方はもともと論理的な推理用という感じの描き方じゃなく、実際ネウロの捜査も魔界の力を使用というはったり重視のものだけに、推理的な楽しみ方をしたい読者は弥子の動機パートから……というのは上手く棲み分けができてていいんじゃないかと思いました。今回の話の形はかなり好きでした。


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