今週は項目書きで軽めに。
◇ルナマリアの活躍

 物語の途中経過でアスランがヘタれてるのは明らかに“タメ”だと思ってましたが、ルナマリアに関しては素で戦闘面ではこういうキャラなんだと思ってました。スイマセンでした。ルナマリアも“タメ”でした。終盤にきてやってくれました。愛のパワーが加わっていたかのようでカタルシスありました。キズのなめ合い、負荷の転化的なネガっぽい描写から始まったシン−ルナマリアも、最後の抱き合うシーンとか、明るい感じになってきました。

◇カガリとアスランの指輪物語

 指輪を外してるカガリ。
 第08話の時は遠く離れても想いは共にというポジティブ記号の指輪だと思ってたんですが、その後カガリもアスランも落とされ描写に入っていったことを考えると、むしろ「アセりすぎ」みたいなネガティブ記号だったのかもしれません。終盤でそれぞれの内面がレベルアップしてる今話では、外しているのがむしろポジティブな感じになっていました。
 これは、個人的には最後の最後にはもう一回裏返ってポジティブ記号になって欲しいかなぁ。ファイナルエンディング辺りでまた指輪出てきたら個人的に嬉しいんですけど。

◇議長正義の趨勢

 プラントを守るため、戦争の元凶を討つためと、今作組のシン、ルナマリア、レイ、ミネルバらに素直に燃えられる最後の話になりそう。平和を築くためだったら力の行使もOK、争いを失くすための戦争はアリという議長の今作の正義を進めてきたミネルバ。今話で明確な敵を排除したので、ここから先は議長の平和に反する者達にexecutionを加える役回りになっていくと思われます(逆に議長から排除される者達側の正義としてアークエンジェルとオーブが描かれる(たぶん))。その最後の自由−運命の構図でのシンの選択が最大に楽しみ。議長のexecutionが一般人に及んだときor一般人が犠牲になった一連の破壊が議長のコントロールのもとにあったとシンが知ったとき(「ありがとうジブリール」は議長神ポジション役としてカッチョ良かったです)、それは「一般人(シンの家族やシン視点からのステラ)は守られるべき」というシンの原点の信念とブツかることになります。簡単には悲劇エンドか救いエンドかなんですが、どっちなのかなぁ。僕は救いエンド希望ですが。

「イヤ、同じなんだ多分」(アスラン)

 シンを思い起こしながらのアスランの台詞。シン−キラ、シン−アスラン、シン−カガリと、対立点と共通点がこれでもかと描かれてきたシン絡みの話ですが。最後はやっぱり『君は僕に似ている』の歌詞的に共通点部分にフォーカスが当たって救いが描かれるのかな。

◇次回サブタイ「真実の歌」

 「真実の」とあからさまについている通り、長きにわたった「真−偽」テーマの着地回になりそう。そして次回予告を見る限り、予想通り、ミーアを通しての着地になりそう。第08話の「アスラン・ザラ(真)としてでも、アレックス(偽)としてでも」に回帰するように、またムウ(真)でもネオ(偽)でもって感じに着地したネオ物語のように、真でも偽もって感じでミーアにも救いが与えられる着地だとは予想しますけど。本当のミーア(真)−ラクスを演じてるミーア(偽)の対照で、最後にどちらでもなくミーアはミーアとして……という着地だったら絶賛しますよ。

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